関西旅行レビューvol.1

1/3
[関西旅行1日目]

1日目は飛行機で京都に無事到着した。

飛行機に乗ると、
どうしても海外に行くようなテンションになってしまうが、
当たり前の事だが、京都も、2日目に行く大阪も日本国内である。

ただ、海外旅行だろうと国内旅行だろうと、
機内誌にはいっつもいい意味で時間を奪われる。

今回はJAL便を利用したので、機内誌はお馴染み「SKYWARD」
1月号の特集の「オアフで最高の親孝行をする」という記事は思わず夢が膨らんだ。

最近になって、
僕は紀行文やらエッセイやら、と言ったロースピードな文体が好みになった。

僕が生涯の中で一番勉強していたと考えられる中学受験時代(あえて小学生時代とは言わない)、
塾の国語の授業で随筆文とか物語文とか、紀行文とか。
問題ごとにカテゴライズされた文章の解き方のコツは覚えたけど、
その文章の味には全く気がつかなかった。

そもそも、その頃から高校1年生にかけて、
僕はいわゆる古典ミステリーやらSFやら、ライトノベルやら
今思うと中高生が好きそうなものをぶわーっと読んで満足していたので、
紀行文などの「ロースピード」なものは正直好きじゃなかった。

だが、今、この様な機会でちょろっと読んでみると、
取材をしたライターがたんたんと書いてくれる文章で、
僕は色々な風景を楽しんでいる。

また、機内誌などの雑誌はやはり写真やデザインが美しいのも
魅了される要因の一つだと言える。

長々と書いてしまったが、
そんな事をわずか1時間程度のフライト中に考えていたわけで、
あんまり魅力的に感じていなかった今回の旅行も、
別の楽しみ方が出来てきて、ちょっとウキウキしたのだった。
ちなみに、そう思わせてくれた「SKYWARD 1月号」はしっかり鞄の中に入れた。

空港から出てバスで移動。目的地は京都の名店「順正」

バスではカーテンやら何やらで外があまり見れなかった。
「なんだ京都もやっぱり東京と同じ日本だ」なんて思ってたら、
順正に来て、その考えは跡形もなく消え去った。

お店の入り口は紛れもなく高そうな日本料理店のソレで、
門をくぐって入っていくと、奥ゆかしい上品な日本庭園が広がっていた。

味もモチロンうんまい。
さすが老舗。ゆっくり食べる懐石料理で、充分に味と風情を楽しめた。

食べ終わった後は観光まっしぐらだった。

八坂神社で賽銭を投げて、家族で改めておみくじをひき、勝守を買った。
清水寺で写真を撮りまくり、階段で転びそうになった。

クタクタになってホテルにチェックインしたけれど、
すぐにお腹が減ったため四条通りを彷徨うが、
父のオススメの店は見つからず、結局ホテルの近くの無名な小さな食堂でうどんをすすった。
僕のきつねうどんは、思ってたより美味かった。
寒い中歩き回っていたので、温かいうどんはより美味しさを増したのかもしれない。

そして、部屋に戻り。
アッツい風呂に入り、こうしてiPadで今日とった写真を整理しながら、
Evernoteでテキストを書いている。

部屋に無線LANがなかったから、帰ってまとめて記事をアップするかもしれないけど、
Evernoteは写真も一緒にクリップ出来るので便利だと思う。

さて。
父のうるさいイビキが聞こえ始める前に、僕は布団に入ろう。
まあ、それなりに疲れてるからイビキがうるさかろうと、寝れるとは思うけど。