『本当は怖いソーシャルメディア』感想

 ひさびさの更新は、読書感想文みたいなものだったり。今回は『本当は怖いソーシャルメディア〜2015年「メディア融合時代」を考える〜』という本がけっこう面白かったので、エントリーを書きます。

 大抵の場合、流行っているモノにはそれを絶賛する声と、猛烈に批判する声が同時にあるものです。前にソーシャルメディアサミットのエントリーの時にも書きましたが、現代はSNSなくしては何もいえないような感じ、若年層に限らず幅広い世代がSNSに触れている驚きの時代です。つまり、そんなSNSにも絶賛する声と批判する声があるわけで。

 自分はこの本の表題を見たときに、この本のことをいわゆる「批判する声」側の本なのかな、と思っていました。特に理由をあげることなく、例えば大抵のSNSは出会い系サイトと化しているとかなんとか。聞いていて「あーはいはい、そーですねー」と言いたくなるのを想像していました。

 この本のすごいところは、筋道を立て、しっかりと論証しているところ。なぜ、Facebookが怖いのか? SNSに関してだけでなく電子書籍化の未来についてもしっかり述べられています。表現もかなりざっくりしていて、自分も使いがちな「○○の場合や人による」みたいないい加減な言い方はしていませんでした。

 特にソーシャルメディア系のサービスを深く使っている人、普段意識しつつもそんなの大丈夫だよ!と思っている自分のような人にオススメしたい1冊です。

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