どこでも大画面で仕事ができる「XREAL One Pro」:2025年ベストバイガジェット

本記事は「今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2025」に参加しています。参加者の方の投稿はコチラの一覧からどうぞ。

何気に毎年(ギリギリで)書いている本企画の投稿。毎回何か買ったものを振り返るきっかけになっているので、非常に助かっています。

今回は勢い余って色々集めてしまった「メガネ」の話をしたいと思います。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

本記事の外部リンクには一部アフィリエイト契約によるものが含みます。リンク先のページで商品を購入・予約などを行うと、筆者に一定の収益が発生します。詳しくはこちら。

購入したもの

XREAL One Proの正面
XREAL One Pro本体。
  • XREAL One Pro(8万4980円、7月購入)
  • XREAL One Pro用度付きレンズ(2万6029円、7月購入)
  • XREAL Eye(1万3980円、11月購入)
  • XREAL Hub(One Pro購入時にキャンペーンで無料)

ついにXREALデビューしました。旧称のNrealの頃から気になってはいたものの、二の足を踏んでいたいわゆる「スマートグラス」です。

用途としては主に「メガネ型ディスプレイ」として使っています。要は外付けディスプレイの代わりですね。

私の働く業界では「24型でもモバイルディスプレイ」という言説が一時期ありましたが、自分は、荷物は軽いほうがいいと思っています。Vision Proでも良かったのですが、重いのとiPadのミラーリングがMacほどよくありません。

100g未満で持ち運べる外付けディスプレイ

XREAL One Proを使っている様子
機内だとマスク、AirPods Pro 3、そしてXREAL One Proと、完全に不審者のソレ。

そこで軽量さが売りのメガネ型です。出力元がDisplay Port対応機種であれば、ケーブルをつなぐだけで大きな画面が目前に。自分は主に前年のベストバイに選んだiPad Proにつなげて使っています。

特にiPad Pro用のMagic Keyboardを装着していると、本体のUSB-CポートでXREALに画面出力しつつ、Magic Keyboardのヒンジ左側にあるUSB-Cポートで充電が可能です。このおかげでせっかくキャンペーンでもらったXREAL Hubをほとんど使っていません。

iPad Pro
iPad Proはミラーリングで使っています。写真だと分かりづらいですが、XREALの接続中は画面輝度はなるべく下げています。

活躍しているのは、主に電車や飛行機の中など、周りの目が気になって資料が広げにくいような場所です。風貌としてはかなり不審者なので、逆に注目を集めている気はしますが、作業に没頭すれば大して気になりません。

重量はXREAL One Pro本体+XREAL Eye+度付きレンズで約96g(実測値)。普段使っているメガネと比べると重みを感じますが、ゴーグル型のような圧迫感はないため、比較的長時間でも使えています。

ちなみに、同シリーズでは先に販売されていた「XREAL One」、2026年1月下旬に発売される「XREAL 1S」がありますが、自分の使い方では縦の視野角が広いほうがよく、解像感も十分。2D→3D機能は使う予定がないため、XREAL One Proを買って満足しています。

総額12万円、6DoFを実感するにはまだかかる?

インサートレンズ
インサートレンズをつけている様子。これがないと文字の鮮明さが全然違います。

不満点としては、高い買い物になってしまった点でしょうか。なんだかんだで合計12万円以上かけていました。

度付きレンズはレンズのコーティングや度の入れ方によって変わってきますが、結構かかった印象です。ただ、制作してくださったJUN GINZAさんはさすがガジェット系に慣れているお店だけあって、的確なアドバイスと丁寧な接客が魅力でした。

ケース
ケースに入れている様子。インサートレンズにツルの部分が当たるので布を噛ませています。このしまい方で正しいのかちょっと自信ないです。

XREAL Eyeは「せっかくだし6DoFを体験してみたいな」と思い、買ってみましたが、「外付けディスプレイ用途」だと3DoFまでで十分すぎるところもあり、まだ使いこなせていない感じがあります。

というか、6DoFの魅力をフルに発揮させるならマルチウィンドウでアプリを開くなどやりたいため、そうすると「XREAL Beam Pro」(直販価格3万5800円)とか必要なんじゃないですかね。

この辺歯止めが効かなくなっている感があるので、少しブレーキを踏みたいところです。

Androidの「デスクトップエクスペリエンス」の相性に期待

不満点はややあるものの、実用的に使えて満足しているところの方が大きいです。

移動中でも取材先でもオフィスでも、広い作業領域を確保できるのは普通に仕事のスピードが上がります。

まだ開発者向け機能に留まっていますが、Android 16では「Samsung DeX」のようなPCっぽいUIを外付けディスプレイに出力する「デスクトップエクスペリエンス」が使えます。

この辺りがうまく使い物になっていくと、さらに活用の幅は広がるんじゃないかと期待しています(フツーにGalaxyを買ってしまえばできそうな気はしますが)。