Slackデジタルシフト10の最新事例に学ぶ、激動の時代を乗り越えるワークスタイル変革

読書感想:Slackデジタルシフト10の最新事例に学ぶ、激動の時代を乗り越えるワークスタイル変革

今いる職場でも、プライベートでも使っている「Slack」。

何なら取材も重ねており、人より深く知っているつもりもあったけれど、改めて自分の知っていることと知らないことを整理したく、「Slackデジタルシフト10の最新事例に学ぶ、激動の時代を乗り越えるワークスタイル変革」(長谷川秀樹 著・インプレス)を読んでみました。

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Slackを導入したい人向けだけど、もっと活用したい人にも◎

Slackデジタルシフト10の最新事例に学ぶ、激動の時代を乗り越えるワークスタイル変革

本書は「できるビジネス」シリーズというわけで、割と初心者向けにやさしく、かつ具体的な業務やビジネスに使える実践的な内容が記されています。

読書時間は休憩込みで、3時間程度でした。

目次は以下のとおり。Slackを既に使っている人はPart 1とPart 2の内容を中心に読むことをオススメします。

目次
Part 1 概論と準備 デジタルシフトの中核となるSlack
Part 2 事例とノウハウ 10の企業・組織に聞く最新事例
Part 3 導入と使い方 今日からのSlack導入・活用ガイド

インプレスブックス「Slackデジタルシフト10の最新事例に学ぶ、激動の時代を乗り越えるワークスタイル変革」より)

Part 1では「現代のデジタルツールやオンライン環境を前提とした新しい働き方」(本書 Part 1 Session 1より)を通じて、Slackの効率的な使い方を学べます。

個人的に読みやすいと感じたのは、その内容が単なるノウハウやビジネス論が展開されているのではなく、筆者である長谷川さんのメルカリでの勤務経験が基になっているからです。

その流れで、Part 2はNTTドコモやコープさっぽろといったSlackを導入した10種類の企業や団体の導入インタビューを読み進めていけます。

Part 2の下りは「導入したい人」の目線で読んでいましたが、それぞれの企業や団体で発生した導入時の工夫や細かい運用理念は、「Slackを既に導入している」「Slackの管理者ではなくユーザー」であっても参考になると思います。

Part 3は「できる」シリーズっぽい構成

一方で、Part 3は「できるシリーズ」にありがちな、Slackの登録の仕方や各種機能の設定方法が、スクリーンショット付きで紹介されています。

本書片手にSlackの登録や機能を使うにはとても最適な内容です。ただ、すでにSlackを導入している・使っている身としては、登録のフェーズよりよりSlackの詳細機能にフォーカスして欲しかったです。

本書は2020年12月初版のかなり最新の情報が載っていますが、Slackのような更新頻度の高いサービスの機能をこのような書籍にするのは、なかなか難しいのだろうなとIT領域の記者・編集者としては感じます。

そういう意味では、冒頭で書いたとおり、Slackを導入したいと考えている人から既に使っている人まで、幅広い層にSlackを通じた「新しい働き方」を指南するバランスのよい本だと思います。

AmazonもしくはKindleで購入する

その他のインターネット本屋で購入する

追記:ひさびさに読書&感想文を書いたことについて

今回、このエントリーを書くにあたって、“ひさびさ”なことが4つありました。

  1. 紙の本を読むこと(普段は電子書籍メイン)
  2. ビジネス書を読むこと(最近はネットの記事かマンガが多かった)
  3. 本を読む時間をつくったこと(スキマ時間に読むことが多かった)
  4. こんな読書感想文を書くこと(ブログ的に実に6年2カ月ぶり)

紙媒体であったことは、実は偶然なのですが「せっかく手元に紙の本があるのだし読もうかな」と思ったことが、3の「本を読む時間をつくる」ことにつながりました。

で、せっかく読んだのなら、感想を載せておきたいなと思った次第でこの読書感想文につながったわけです。

もともと自分は本の虫で、小学生〜高校生まではファンタジー、自伝、推理小説、SFなどを読み耽っていました。学校用のカバンの中には常に何か本がありました。

けれど、大学生以降なんだかぱったりと読まなくなりました。原因はまだ分析し切れていませんが、この頃から“入力と出力のバランス”がなんだか悪くなった気がします。

読書をした日も、この文章を書いているのも土曜日ですが、休みの日に時間をちゃんとつくって、この“入力と出力のバランス”を整えるのは習慣化したいなと感じました。