2024年8月は、新しく製作した同人誌「Exploring Vision Pro」を各イベントで頒布しました。
振り返ってみると趣味の同人誌を製作したのは、C101合わせで出した「How to use iPad」以来で、実に約1年8カ月ぶりでした。
これまでイベントには参加したいたものの、既刊を売り続けていました。でも、やっぱり新刊はいいですね。頒布する時の楽しさが全然違いました。
そんなこともあり、既刊の在庫が心許なくなったので、今回のExploring Vision Proは多めに刷っており、今後のイベントでもぜひ手に取ってもらえればと思います。
と言うわけで、今回の頒布の後日談。毎回実施しているキャッシュレス周りに関する実情をまとめておきたいと思います。
なお、これまでのレポートは「Event」カテゴリーにまとまっているので、ぜひご覧ください。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
本記事の外部リンクには一部アフィリエイト契約によるものが含みます。リンク先のページで商品を購入・予約などを行うと、筆者に一定の収益が発生します。詳しくはこちら。
6割が現金、4割がキャッシュレス決済
今回参加したイベントは以下の日程でした。また、レジ機能と決済機能はSquareに集約していたため、対応している決済手段もCirclePAY系を除けばQR系決済を含まずシンプルです。
参加したイベント
- 8月11日:おもしろ同人誌バザール大崎
- 8月12日:コミックマーケット104(C104)2日目
- 8月24日:電脳フリマ 2024夏
対応していた決済方法
- Square系
- 国際カードブランド系:Visa、Mastercard、JCB、AMEX、Diners Club、Discover(いずれも磁気/IC/タッチ決済)
- 電子マネー系:交通系IC(Suica、PASMOなど)、iD、QUICPay+
- CirclePAY系
- QR系:J-Coin Pay、UnionPay QR(銀聯QR)
- 現金
※Square自体はPayPayにも対応していますが、弊サークルは加盟店審査で落ちてしまいました。
※CirclePAYはC104でのみ提供しましたが、弊サークルでは誰も使いませんでした。
キャッシュレス比率(=現金と現金以外の比率)で言えば、今回の8月のイベントはいずれも、大体6:4に落ち着きました。
過去と比べるとほぼ横ばい、少し現金の方が多い?(この辺りは新刊があった=頒布数・決済回数が増えたというのもありそう)。
やや電脳フリマが上振れていますが、これは客層というより「同人誌頒布イベントではない」からではないでしょうか。
やはり、コミケなど同人イベントに“慣れている人”は、「現金、クレカ、Suicaなど対応しています」と案内しても、「現金で」とあらかじめ用意している小銭やお札で支払われる方が多い印象です。
「タッチするだけ」が説明不要に
ちなみに、Squareの決済手数料ですが2024年4月3日から「iD」の手数料が値下げされたため、全ブランドで3.25%に統一されています。
まあ、この辺りは経費だと思って割り切っています。後述しますが、結局現金の管理が面倒なので個人的には現金で払われても、キャッシュレス系で払われてもメリット・デメリットのバランスは変わりません。
また、まだ電子マネー系が多いものの、いわゆるタッチ決済(EMVコンタクトレス)も物理カード、モバイルウォレット(特にApple Pay)を問わず積極的に使ってもらえていると思います。数年前には「あ、その波っぽいマークあれば、いけますよ」と説明していたのが嘘のようです。
現金は手数料無料でゆうちょ銀行へ
これは余談ですが、今回の新刊「Exploring Vision Pro」の頒布価格は600円でした。
弊サークルの同人誌は大体1000円にしていたのですが、前回の「How to use iPad」は400円で「来場者がより気軽に買っていってくれる」様子を目の当たりにしたため、今回も同じぐらいの価格帯にしてみました。
1000円を切ると、500円にしない限りは割とお釣りを考える必要が出てきます。幸い、前述のように“慣れている方”はほぼピッタリで支払ってくれるため、釣り銭がなくなることはありませんでしたが、結果的にいつもより小銭が手元に残りました。
小銭は次のイベント用に取っておいてもいいんですが、そうなるとずっと増え続ける未来が見えたので、年に2回ぐらいの頻度で銀行に預けることにしました。
とはいえ、最近の銀行は小銭の取り扱いが厳しく手数料が発生する場合もあります。
そんな中で、ゆうちょ銀行では2024年4月1日から100枚以内の硬貨の預け入れ時の手数料を無料にしていました。
気をつけたいのは、ATMは今まで通り手数料(ATM硬貨預払料金)が発生する点。100枚以内無料なのは窓口に限ります。
窓口は空いている時間も限られていますし、時間帯によっては混雑も予想されるため、あまり使いたくはないのですが「緊急に入金したい」わけでもないのでここは手数料削減を優先することにしました。
今回も一部売上は寄付しました
最後に、電脳フリマに限った話ですが、仕事やプライベートでいただいているノベルティを「5つで100円」「XXと一緒に買ってくれたらあげます」といった形で売っています。
とは言え、各企業から無料でいただいたもので収益を上げるわけにもいかず(使わないで捨てるのももったいない)、毎回実際の売り上げ額に上乗せした形で寄付をしています。
今回も該当する売り上げは数百円というレベルだったので、前回同様2000円をYahoo! ネット募金で「災害復興みらい募金(Yahoo!基金)」に寄付しました。
本当は、8月19日にリリースされたPayPayの寄付機能を使ってみたかったのですが、寄付した8月31日時点では「24時間テレビチャリティー」でしか使えなかったため、断念しました。理由は、24時間テレビチャリティーに個人的に賛同していないからです。
Yahoo!ネット募金については、(グループ会社なのに)10月下旬に対応するようなので今年の冬のタイミングで試してみたいと思います。