dカード GOLDからdカードへ

約9年使ってきた「dカード GOLD」をダウングレードした理由

2025年7月、少なくとも9年は使っていたNTTドコモのクレジットカード「dカード GOLD」を「dカード」にダウングレードしました。

現在も自分のメインのスマホはドコモ回線で、家の光回線は「ドコモ光」、スマホ決済の「d払い」も毎月4万円ぐらいは使っています。

どうしてドコモの経済圏に割とどっぷり浸かっているのに、ゴールドカードを解約したのか。備忘録も兼ねてまとめておきます。

なお、基本的には特典や還元率などは2025年8月2日時点の情報です。

「ahamo ポイ活」との相性が悪かった

歴代dカード(DCMXも含む)を並べたところ
DCMXから歴代dカードを使ってきましたが、また「年会費無料」のカードに戻ってきました。

簡単に言ってしまえば、dカード GOLDのよくある特典を年会費以上に享受するのが難しくなったからです。

dカード GOLDの主な特典

  • ドコモの通信料金(モバイル、光回線)がそれぞれ+9%還元(サイト上では10%とありますが、ゴールドカードがなくても1%分は付与される)
  • マネックス証券でのカード積立で、積立額の最大1.1%還元
  • ahamo契約の場合、毎月+5GB(2750円税込相当)
  • ドコモの対象プランを契約の場合、支払いにdカードGOLDを設定すると毎月550円もしくは毎月187円引き。
  • 保険・補償特典
    • ケータイ補償、最大10万円
    • お買物あんしん保険、最大300万円
    • 国内旅行保険、最大5000万円
    • 海外旅行保険、最大1億円
  • 国内・ハワイの空港カードラウンジが無料で使える。

しかし、自分はahamo契約なので、まずモバイル通信料金の+9%還元や「dカードお支払割」は適用されません。

次に「ポイ活オプション」で同時契約必須の「大盛りオプション(月+80GB)」もつけているので、毎月+5GBの恩恵もあまり意味がありません。

保険・補償の類で不満はありませんが、正直他のゴールドカードも契約しているのでdカード GOLDでなくてはいけない理由がありません。同じ理由で、年100万円利用の特典もラウンジ利用特典も特に享受できていません。

結局、dカード GOLDだから享受できる特典が「ドコモ光の+9%還元:毎月360pt=年間4320pt」のみ。つまり、年会費分である1万1000円を下回ったので、翌年分の年会費が発生する前に解約したのでした。

ポイ活的な意味で「dカード」は必要

dカード GOLDからdカードへ
写真左からdカード GOLD、dカード。

とはいえ、ダウングレードなので手元には新しい「dカード」があります。

いっそのことdカードの支払いを全て別の会社のカードにまとめることも考えましたが、日常生活で「dカードがあった方がお得なシチュエーション」はあるので「年会費無料のカードに切り替える」ことにしました。

dカードがあった方がお得なシチュエーション

  • ahamoポイ活はd払いもしくはdカードの利用分で10%還元(月間最大4000ポイント還元)
    • d払い利用時、支払い元に設定すると+0.5%
  • dカード特約店での利用
    • マツモトキヨシ・ココカラファイン:100円税込につき+2ポイント
    • スターバックスカードへのチャージ:100円税込につき+2ポイント
    • Starbucks eGiftの購入:100円税込につき+6ポイント

主な理由はやっぱり「ahamo ポイ活」を使っているからですかね。

ahamo ポイ活には賛否両論あるとは思いますが、毎月貯まる4000 ポイントをほぼそのまま携帯料金に充てているので、毎月110GB使える(対象の海外では30GB)の回線が、実質3000円弱になるのは嬉しいところ。

そのためには、毎月4万円をd払いもしくはdカードで支払わないといけませんが、難易度はそこまで高くありません。

特にd払い支払い時は、

  • ポイ活オプションの10%の特典
  • 通常分の0.5%(200円税込につき1ポイント)
  • dカード特典分の0.5%(200円税込につき1ポイント)
  • dポイントクラブのd払い特典の0.1/0.5/1%(ランクで変動、毎月6万円の利用分まで)

があるので、自分は大体4〜5つ星ランクを行ったり来たりするため、d払い支払いのたびに最大11.5もしくは最大12%の還元になる計算になります。

この辺りの条件はdカードでもdカード GOLDでも今のところ変わらないため、だったら年会費がかからない方がいいじゃん、というわけです。

ダウングレード後の作業は少しだけ必要

Apple Payの間違っているイメージ
dカード GOLDのダウングレード後(dカードの再審査通過後)、Apple Payのカードイメージが標準のものに変わっていました。

ダウングレード作業自体はスムーズでした。dカードのサイトでダウングレードの申請をして、改めて審査に通れば新しいdカードが送られてきます。

番号は変わるので、登録しているサイトによっては手動の更新が必要(自分の場合はスターバックスのアプリとか)ですが、ドコモの料金周りは自動で新しい番号に切り替わっていました。

また、「d払い」と「Apple Pay」に関してはクレジットカードの再認証が必要です。d払いの方は審査さえ通れば、実カードが届く前にアプリ内で「3Dセキュア」の認証を再度通せば使い始められました。

一方で、Apple Payの方は何もしなくてもカードイメージがdカード GOLDからdカードのものに変わっていました。ただ、申し込んだ盤面と違っていたので、一旦dカード GOLDは削除し、実カードのdカードが届いてから登録をしなおしたところ、無事申し込んでいたカードイメージが表示されました。

この辺りは想定の範囲内だったので、特に不満なくスムーズにできたと思います(dカードのApple Pay認証は一部カードはアプリのみの認証=回線認証が必須なのはどうにかしてほしいと思いますが)。

その後は今までと遜色なく快適に使えています。強いていえば、dカード GOLDのポインコ兄弟のイメージはかなり気に入っていたので、少し寂しい気持ちもあります。新しいカードもドコモレッドなポインコ兄弟にしたので、こちらにだんだん慣れていこうと思います。