Xperia NX SO-02Dを体験!


 前回のMEDIAS TABの体験記事に「Xperia NXの体験記事も書くよ!」といって、色々書くこととかを考えていたら、明日2月24日に発売されるそうで。思いがけず、かなりタイムリーな感じの記事になるみたいで、少し緊張しております。

 というわけで。先日、行ったドコモ スマートフォンラウンジ TOKYOで見てきた、「docomo NEXT series Xperia NX SO-02D」をご紹介したいと思います。なお、au版ではありますが、姉妹機である「Xperia acro HD」の記事も以前載せているので、こちらも読んでいただけると幸いです。

Xperiaを振り返って


 やっと2012年のXperiaに触れることが出来ました。思い返せば自分にとっての初めてのAndroidスマートフォンは2009年4月発売の「Xperia SO-01B」でした。さらに買い換えで2011年8月発売「Xperia ray SO-03C」を現在利用しています。もちろん、その間に発売され、業界に大きな影響を与えた「Xperia arc」や「Xperia acro」、プレステライクな「Xperia Play」も注目しておりました。結果的に何が言いたいか。要は自分はXperia大好きだということです。

 そんな感じでワクワクしながら体感した今回の「Xperia NX」ですが、原点回帰・正常進化という印象が強かったです。

 2011年発売の「Xperia arc」はarcという名の曲線(人間の曲線)をイメージし、「Xperia acro」もarcより若干分厚くなったもののそのデザインは踏襲されていました。今回の「Xperia NX」は無駄をそぎ落としたシンプルなモノとなっています。arcのような曲線はなくなったものの、持ちやすさはさすがXperiaシリーズといったところ。この辺りは初代「Xperia SO-01B」にも見られた点です。


 無駄をそぎ落とす。というと、どうしても今まであったものが失われていくような感覚がありますが、先ほど書いたとおり、正常進化も感じさせるデザインとスペックになっています。デザイン面から見ると、やはり各種キー部分にある「Floating Prism(フローティングプリズム)」に目が向きます。『理由はわからないけど、なんかカッコイイ!!』といった具合です。

 またスペック的にも正常進化が見られます。以下にスペックをまとめますが、( )内のはXperia arcのスペックです。

  • CPU:MSM8260 1.5GHz デュアルコア(MSM8255 1GHz シングルコア)
  • メモリ(RAM):1GB(512MB)
  • ROM:32GB(1GB)
  • バッテリー:1700mAh(1500mAh)
  • ディスプレイ:4.3inch HD1280×720(4.2inch 480×854)
  • メインカメラ:12.1M Exmor R for Mobile CMOS(8.1M)
  • サブカメラ:1.3M CMOS(非搭載)

 Xperiaシリーズ歴代の弱点と言われていた「ROMの少なさ(アプリなどの保存領域が少ない)」も見事に解消されています。また、arcから売り文句とされている「暗い場所でも撮れるカメラ」は12.1Mにまで高解像度撮影が可能になり、さらに高速連写に対応し「シャッターチャンスを逃さない」ものにもなっていました。

 また、Xiなどに関してはこのブログで何度も言っているように、「スマートフォンではまだまだ電池容量が足りない」ことから、FOMAハイスピード対応かつバッテリー大容量化で、より安心して使えるようになっています。


 ディスプレイの高解像度化も、また使っていて見逃せない点ではありました。これはKDDIのセミナーで聞いたことですが、今回の高解像度化に合わせて、各種アイコンを再デザインしたそうです。単に高解像度に対応するだけでなく、より身近にあるものを意識してアイコンをデザインしたそうです。(例:カメラアプリ→ソニーのミラーレス一眼カメラのNEX)

 高解像度にするとどうしても処理が重くなることがありますが、短時間ですが使っていてひっかかりを感じることはありませんでした。CPUのデュアルコア化、ROM容量の増加がしっかりと効果を成しているように思えました。

ここに注目!POBox Touch 5.0


 普段はATOK Passportを利用してiMacでもMacbook AirでもOptimus PadでもATOKをIMEに設定している僕だけども。Xperia rayに関してはPOBox Touchを使っています。Xperia NXにはその進化版「POBox Touch 5.0」が搭載されています。

 気に入っている点としては、「変換精度」「キーボードのカスタマイズ」「音声入力」「マッシュルーム(Add-on)対応」などがあるのだけど、5.0にはそれに加えて、「手書き入力」が追加されています。

 手書き入力、といえばmazecが有名ですが、使ってみたところPOBox Touchもかなり完成度が高いです。重ね書き形式なので、手で書いた文字が読み込まれるのを待つことなく、書き続けられるのが気持ちよかったです。この気持ちよさは、使ってみないと分からないですね。

良いとこと、悪いとこをまとめ

 今までの体験記を読むと、どうしても少し曖昧な表現が多かったので、自分が尊敬してやまない法林先生の「ケータイしようぜ!」を倣って「良いところ」と「悪いところ」をまとめて今回の体験記を終わりにしたいと思います。

【良いところ】

  • やっぱりデザインがカッコイイ!
  • 快適に使えるスペックを備え持っている
  • スマートフォンでカメラを使うのがさらに楽しくなりそう!

【悪いところ】

  • スマホに慣れていない人にはとっつきにくい?
  • 三種の神器が欲しい人は、Xperia acro HDへ!
  • プリズムはカッコイイけど、押す部分はプリズムの下。


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