ケータイ Watchの第1回目のミーティング。
「ケータイ Watch Meeting with AQUOS PHONE」
に参加してきました。
詳細はケータイ Watchの記事にも載ってます。
壇上には、
AQUOS PHONEの担当者の方だけでなく、
「できるシリーズ」や「ケータイWatch」、
Impress Watch Videoの「ケータイしようぜ!!」の
法林岳之先生も登場して、
毎回「ケータイしようぜ!!」を楽しみにしている僕にとっては、
ミーティングの最初から最後まで緊張しっぱなしでした。
1,SHARPの嫌な事件
さて、SHARPといえば、
長い間、日本の携帯電話業界のメジャーブランドとして活躍しています。
僕自身、携帯端末は
「auのSO端末」→「SH900i」→「D902i」→
「F904i」→「SH906iTV」→「SO-01B」→
「SO-03C」と機種変更を続けており、
2回SHARP端末をそれぞれ1年間以上使用していて、
その時期の最も高性能端末はSHARP端末、という印象を持っていました。
簡単に言えば、機能全部入りのケータイが欲しければSHARPね。
みたいな印象です。
そんなSHARPに僕は
ここ1〜2年のスマートフォンブームで
とても不審に思っている部分が多々ありました。
特に、
auのIS01、docomoのLYNXなどの
俗に「メガネケース」と揶揄される端末群の
Android 1.6→2.1へのアップデート中止問題。
使用していなかったので実害は被っていませんでしたが、
Androidスマートフォン独特の危うさを痛感した事件でした。
2,AQUOS PHONEの魅力
そんな「メガネケース」の問題からもう1年以上が経とうとしており、
その間にも、
auでは、IS03から始まり最近ではINFOBARのスマートフォンでの復活、
softbankでは「スマケー」ことテンキー付き折りたたみ型スマートフォン007SH、
など数々の高性能かつ“日本らしい”特徴を持つ端末を出しています。
“日本らしい”
というのはどういうことか。
それはすなわち
“日本の多くのユーザーが望んでいることを反映している”
ことだと思います。
いわゆる「ガラケー」から「スマホ」へ変わる多くの人は、
やはり今までガラケーでは当たり前だったことができなくなるのを嫌っています。
せっかく高いお金を出して新しい端末を買うのに、
不便になるなんて、本末転倒な話ですよね。
その点、AQUOS PHONEは、
うまい具合にスマートフォンへガラケー要素を取り入れています。
「赤外線」「ワンセグ」「おサイフケータイ」
SHARP独自の「ベールビュー」
タッチ操作が慣れない人や新しく覚えたくない人向けの「テンキー」
AQUOSと連携して録画した番組を持ち出せたりする「スマートファミリンク」
など、「ガラケー」では代表的な機能に始まり、
ステータスバーの拡張、無線LANの簡易設定、
電池の消耗を抑える「エコ技」など「スマホ」の独特な問題に対処するたくさんの工夫がされていました。
特に「エコ技」は相当出来が良かったみたいで、
法林先生をはじめとした「できるシリーズ」著者の方々も
レビュー中に口を揃えて「いつもの端末より長持ちする」と口を漏らしていたそう。
3,Ice Cream Sandwichへ
ところで、
こんなに「独自」な機能を搭載してしまうと、
気になってくるのは前述のIS01のようなアップデート問題。
新しいAndroidに迅速に対応できるように、
SHARPはアメリカに拠点を作って、日々情報収集と開発に取り組んでいるのだとか。
その成果もあってか、
今度のsoftbankの2011冬モデル(発売は2012年春)
「104SH」は現段階で発表されている限り、国内メーカー初の「Android 4.0」いわゆる「Ice Cream Sandwich」搭載の端末になる予定。(下の写真が104SHのモック)
会場ではモックが公開されていましたが、残念ながら電源をつけることはできませんでした。(「まだうまくビルドできていない」というのが担当者談)
直に触ってみると、以外に薄い端末で、防水・防塵対応なのを疑いたくなるくらいでした。
Softbankの発表によると「赤外線」「ワンセグ」「おサイフケータイ」には非対応とのこと。
ちなみに。
Android 4.0には様々な新機能が搭載されていますが、
その中でも、端末同士を重ねるだけで様々なコンテンツを相手に送信できる「Android Beam」には
端末がNFCに対応してないと利用できません。
104SHはFeliCa非搭載は決定していますが、
NFCは搭載するか?というのは現段階では答えられないとのこと。
国内メーカーとしてどこよりも速くAndroid 4.0を出したい、と担当者の方もおっしゃっていたので、その点は残念でしたが、104SHの開発で培われるノウハウが他の現行端末にも反映されて4.0の更新へと繋がるのを期待したいところです。
4,まとめ
というわけで、随分遅くの公開となってしまいましたが、
以上がケータイWatch Meetingで分かったことです。
スマートフォンとしては、
(僕の中で)最初あまり良い印象がなかったSHARPですが、
実機を触ったり、担当者のお話を聞いたりして、
「その人にとって真に使いやすい端末」
をたくさんの人に提供できるように、
様々な工夫を凝らしていました。
コアなスマートフォンユーザー、PCユーザーだと、スペックやOSのバージョンだけで端末を比較がちになりますが、携帯電話を使うユーザーの大多数はもっと別なところに着目しているんだ、ということを改めて学びました。
また、このような機会があれば是非参加して、
たくさんのお話を聞いてみたいと思います。
(追記)
今回のスナップ写真はPicasa(Google+)の以下のアルバムで公開しています。
同じ写真もいくつかありますが、記事にあるものより高解像度で保存しているので是非ご覧ください。
Google+ アルバム:ケータイWatch Meeting with AQUOS PHONE
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