先日、『メーカー版Xperia(ドコモSIM+Android 13)で「SMSの受信」ができずに困っている』という記事を書きました。
不具合に気づいてから1カ月以上も悩まされていましたが、5月8日に配信された本体アップデートで解消した模様です。
筆者の検証環境
- 端末:Xperia PRO-I XQ-BE42
- OS:Android 13(ビルド:61.2.F.0.170 release-keys→61.2.F.0.185 release-keys)
- SIM:ドコモUIMカード ver.6(ライトブルー)
- 契約:ahamo
- 着信通知サービス:停止中→開始中
- SMSアプリ:+メッセージ(ドコモ)
不具合前の設定環境に戻してもSMSを受信
記事執筆時点では、ソニー公式のリリースノートが更新されていないのではっきり断言はできない状況ですが、以下のいずれのパターンでもSMSの受信を確認しました。
2023年5月9日追記:リリースノートが更新されて、ビルド番号「61.2.F.0.185」での変更点は、「Android 13 Upgrade後、SMSが受信できなくなる場合がある事象を修正」であることがわかりました。
- アップデート直後(SIMトレイ2にSIM挿入済、着信通知オフ)
- 上記から、着信通知をオンに変更後
- 上記から、SIMカードをSIMトレイ1に移動後
なお、1のアップデート直後には今まで届いていなかったSMSが一気に届きました。
中には、イギリスや台湾に行っていた時のローミング開始のお知らせあり、小学生の頃に合宿先で書いた親宛の手紙を帰宅後に受け取ったときと同じ気分になりました。
SMSの活用方法はどう変化していくのか?
とにかく、これでFitbitのWeb版へのログインから楽天市場の本人確認まで、「今、SMS受信できないんだった……」と諦める必要はなくなりました。
一気に届いたSMSを確認してみると、いずれもサービスからの認証番号やらNTTドコモのお知らせやらで、返信を急ぐような個人的なメッセージはありませんでした。
これは「幸いなことに」と表現すべきことではありますが、一方でSMS、ひいては次世代サービスである「+メッセージ」がいかに自分の周囲では使われていないかを物語っているとも言え、素直に喜べない気もします。
また、本人確認や二段階認証もいろいろ変革の時期にあるとも言えます。マイナンバーカード(の中にある電子証明書)による本人確認が段々始まりだし、二段階認証も「Google Authenticator」の久々の大型アップデートで(別のリスクは抱えながらも)使い勝手は良くなりました。
これは主にコストの面が強そうですが、SMS認証をTwitterもサブスクの「Twitter Blue」加入者のみに絞っています。
今回のXperiaの不具合(とその修正)は、SMSがこれからどんな役割を果たしていくのか、個人的に気になってくるきっかけになりました。
また、不具合に関してTwitterでアドバイスをくださったみなさま、ありがとうございました!