新型コロナウイルスの感染が拡大する少し前。新宿へ映画を観に行ったついでに、SEGAのゲームセンターに寄りました。そこにあった決済端末が“LINE Pay対応”というのがおもしろかったので、実際に体験してみました。

SEGAの決済端末はFeliCa専用だと思っていた

SEGAのゲームセンターはそもそも2016年2月から一部店舗で電子マネーに対応。2018年8月には電子マネー対応店舗を70店(SEGAは全国190店舗)まで拡大。都内に住んでいる人であれば、Suicaやnanacoなどでプレイしたことある人もいるはず。

上記2018年8月のリリースにもあるように、SEGAが導入している決済端末「ThincaTerminal(シンカターミナル)」は、おもにFeliCaベースの決済サービスに対応しています。その印象だったため、SEGAのゲームセンターに入って、「LINE Pay使えます」の旗を見たときは驚きました。

リリースを探ってみると、2019年1月に開発元のTFペイメントサービス(トッパン・フォームズ傘下)が同端末のクラウドシステムのQRコード決済対応を発表していました。中国の2大決済サービス「Alipay」や「WeChat Pay」に加えて、国内の「LINE Pay」「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」にシステム的には対応しているようです。

FeliCa対応なのにあえてQRコードを使う意味は薄いかも

実際に試してみると、フローとしては一般的な「店舗提示型(読み取り支払い、MPM)」と変わりません。端末に表示されたQRコードを自分のスマホのアプリで読み取って決済を完了する、といった具合です。

しかし、手間はほかの店舗提示型のQRコード決済よりかなりかかるという印象でした。

小売店などに入っている店舗提示型のQRコード決済は、印刷されたものがレジの付近などに貼られているケースが多いです。一方で、SEGAのケースはそのQRコードを表示するのに1、2ステップ踏む必要があります。さらに、決済後もクラウドとの通信が走るため、プレイできるまで数秒のラグが発生します。決済前・決済後の「時間」が、目の前のゲームをやりたいという欲求に水を差している気がしました。

現金はもちろんですが、FeliCa系のサービスであればサービス選択の数ステップは同じものの、基本はスマホであってもアプリ起動不要で決済、そして即時プレイできる印象なので、両方の選択肢を持っているユーザーならば、FeliCa系を選ぶでしょう。

当然、この昨日で「LINEポイントを使用したい」「他人からもらったLINE Pay残高でプレイしたい」などのニーズが満たせるため、機能として搭載する分には良いことだと思います。

ゲーセンのQRコード対応のメインは訪日外国人向け?

セガの決済端末。

ちなみに、自分が立ち寄ったのは「セガ 新宿歌舞伎町」ですが、後日立ち寄った「セガ池袋GiGO」ではFeliCaのみで、QRコード決済には対応していませんでした。セガ エンタテインメントのホームページ上にもリリースや、セガ新宿歌舞伎町の店舗ページにも記述がが見当たらなかったことから、まだ試験的な段階なのかもしれません(見逃している可能性はあり)。

ナムコの決済端末。

全然別の店の話ですが、同時期に行った「namco 池袋」でも似たような端末がゲーム機に付いていましたが、セガと違ってFeliCa系非対応、Alipay・WeChat Payのみ対応という完全に「訪日中国人向け」仕様でした。

セガの場合もLINE Payだけではなく、Alipayに対応していたので、インバウンド向けもという気持ちもあるはず(実際に前述の2018年8月のリリースには、インバウンド向けが導入理由の1つとなっています)。

今後、日本のキャッシュレスが広がっていく中でゲームセンターもどう変貌を遂げるのか楽しみですよね。