Pottermoreで『ハリー・ポッターと賢者の石』をダウンロードしてReaderに送る

 今、先着10万名に、ソニーの対象商品を買うと『ハリー・ポッターと賢者の石』の電子書籍版がもらえるキャンペーンが実施中です。自分はPRS-T2を買ったわけですが、もちろんこのキャンペーンも見越してしたわけです。そこで、キャンペーンコードの使用から、Readerへのダウンロードまでをレポートしてみます。

まず、クーポンコードを受け取る

 製品登録をしてReader Storeのメルマガ登録をすればキャンペーンへの登録は自動で終わっています。製品登録をしたのが9月23日。メールが届いたのが10月5日。自分の場合は12日間で届きました。メールにはクーポンコードと手順が書いてあるので、それに従います。

Pottermore(ポッターモア)にアクセスする

 Pottermore(日本語版)にアクセス。ここはハリー・ポッターシリーズの電子書籍を販売している公式ショップです。Reader Storeとは別サイトとなるので、まずはアカウント登録をすませます。

 アカウント登録を済ませて、お目当ての賢者の石の商品ページへ行きます。

 カートに入れるボタンを押すと、ファイル形式がEPUB3であることを確認してきます。他に選択肢はないので、このまま進みます。

 カートを見てみると、下の方に“プロモーションコード”を入れるフォームがあります。ここにメールで送られてきたクーポンコードを入力します。すると無事、900円が0円になります。

 購入が完了したら、Pottermoreの“マイブック”にアクセスします。『賢者の石』の下にある選択ボタンをクリック。

 すると、ダウンロード先を聞かれるので、『ソニー Reader』を選びます。

 続いて表示される“私のアカウントをリンクします”のボタンをクリック。

 すると、Sony IDを入れるポップアップが表示。もちろん、Reader Storeで利用しているのと同じSony IDで認証を行います。

 無事、認証が終われば、“私の本を送る”ボタンが表示されるのでクリック。これで、PCのブラウザなどを使ったPottermore側での操作は終了です。

ReaderでReader Storeにアクセス

 続いて、ReaderでReader Storeにアクセスします。もちろん、WiFiにつながっているのが前提です。

 マイページに移動したら、購入履歴をタップします。

 さきほど購入した、『ハリー・ポッターと賢者の石』が購入履歴に表示されています。ここは迷うことなくダウンロードボタンをタップ。

 ダウンロードが終わると、ちゃんと本棚に賢者の石が表示されます。表紙は文庫本版ではなく、最初に発売されたハードカバー版の方です。初めてハリポタシリーズを買ってもらって読んだ頃を思い出します。

まとめ:Pottermoreを使ってみて

 Pottermoreの存在は今まで聞いたことある程度でしたが、自分の好きなシリーズがしっかり電子書籍で買えるのは嬉しいこと。とくに、ブームは過ぎ去ってもちゃんと再版しているのに好感がもてます。「売れるコンテンツ」ということなのでしょう。

 あと驚いたのは、Pottermoreで購入した電子書籍はReaderだけでなく、さまざま電子書籍専用端末で楽しめるのだということ。EPUB3対応リーダーであれば、PCやスマホ、タブレットでも読めますし、日本ではReader StoreやAmazon Kindle、楽天Koboへ送ることができます。この前に日本でもサービスを開始したGoogle Play Booksにも対応していますが、2012年10月6日の時点ではまだ利用出来ないようです。

 このように、「どのショップ」で買っても、「どの端末」でも使えるのは非常に重要なことです。ぜひ、他のショップも見習って欲しいと思います。

●関連書籍

9月に買った本まとめ

 さて、今月からこの『買った本まとめ』の記事には電子書籍として買ったものが入ってきます!その際はちゃんと明記しますが、商品リンクはAmazonの紙のリンクですので、ご注意ください。

 2012年9月は8月にスマホやタブレットを買ってしまった影響で、節約を実施。食費や趣味にあてるお金をかなり減らしました。ですが、PRS-T2の登場もあって、本3冊にマンガ1冊の計4冊という読書復活の兆しが現れました。

 10月は誕生月で、紀伊國屋の実店舗で購入時にポイントが常に2倍になります。おそらくマンガも本も躊躇なく買うかと。それに10月31日まで、店舗に設置中の『紀伊國屋書店Wi-Fi』に接続し、Kinoppyを使って電子書籍を購入するとポイントが10倍になるキャンペーンも実施中。これは買いまくるしかありませんよね。

■出張の帰途

 こちらはアマゾンに画像も在庫もなかったとっても古い本。Reader Storeでソニーポイントを使って購入しました。眉村卓の短編集で、ジュブナイルのような10〜20代を主人公とした物語ではなく、40〜50代が主人公の世にも奇妙な物語のような作品です。ワクワクする展開というものはありませんが、どのストーリーも現実味と哀愁が終始漂う味わい深いものに仕上がっています。

透明人間の納屋

 ミステリー好きを自称しながらも、実は島田荘司の書くミステリーは初めて読みます。こちらもReader Storeで購入。あとで書く『きまぐれロボット』といっしょの日に買いました。現在読書中ですが、これまた深みがあるのに突拍子がない、という面白い話が展開されています。

きまぐれロボット

 こちらはReader Storeの購入レビュー動画を撮るために買ったもの。高校時代の友人から「SFが好きなら、星新一のショートショートは読んだ方が良い」と言われていて、「あっそ」と思い続けて早数年。やっと購入しました。どれがいいか分からなかったので、実は値段で決めました。Reader Storeで357円。

漫画

ほんとにあった!霊媒先生(12)

 先月買い忘れていた霊媒先生12巻。そういえばReader Storeで売っていた気がしますが、次は電子書籍として買うのはちょっと微妙です。途中から電子書籍にしてしまうと、せっかく今まで揃えてきた感じがなくなってしまうのは避けたいところ。どうせ買うなら、電子書籍も全部揃えた方いいですよね!

※今回、書籍の画像はいつもの形式から他のアフィリエイトリンクのものといっしょにしました。なんだか画像がうまく取得できない時があるようなので。原因が分かり次第、従来の形に戻す予定です。

Reader『PRS-T2』動画付きレビュー:端末を使った電子書籍の購入


 なんだか、プリンター『EP-805A』と電子書籍専用端末『PRS-T2』を調べてこのブログに来ている方が多いようですね。『PRS-T2』で電子書籍を買ってみたので、今回はその様子をアップ。

 いちばん顕著に分かるのは、電子ペーパーの反応速度。前評判だと、電子ペーパーの反応は遅く、ページの切替や画面遷移時にはイラッとさせられる……らしいのですが、使ってみて今はそんなことありませんでした。

 また、Reader Storeもパスワードも1回入力、クレジットカード情報も保存されていて、十分な機能も備えている感じです。

 今度は紀伊國屋書店のBookWebPlusでも買ってみたいと思います。

●関連サイト
ソニー『PRS-T2』製品ページ

●Amazonで購入

劇団工第1回公演『RAIL IN THE MIRROR』観劇

 カリメロの公演にチラシを送ってくれた劇団工(きのした)さんの『RAIL IN THE MIRROR』を観てきました。初めてカンパ制の劇でした。場所は東京大学駒場キャンパス内多目的ホール『駒場小空間』でした。

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 大道具と衣装、照明がとてもすごかったです。第1回公演と銘打っていますが、役者の多くの人は劇工舎プリズムの方でした。場所も場所でしたし、やはり経験のある方々の集まりなのだと思います。

 不思議の国のアリスをモチーフとしていて、全体的にミュージカル調。大道具は大きく動き、照明は色とりどり。まるでキャッツの様な印象でした。

 物語は最終的に(おそらく)バッドエンド。あまりお話に山のない感じでしたが、心理描写やキャラの個性で約2時間見続けられました。

 入場は無料ながらもカンパ制の劇。「お金をもらいたい」もしくは「お金を使って評価してほしい」という意思表示はプロでなければ並大抵の想いではできないものだと思います。その分、時間と努力と工夫の結晶があったと感じています。

 今後もぜひお邪魔してみたいと思います。次回は12月にプチ公演。2013年3月本公演を予定しているそうです。

●関連サイト
劇団工 第一回公演稽古場ブログ

映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を鑑賞

 ついにファイナルを迎えた、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』を観てきました。場所は六本木ヒルズ。前日に父とTVで放映された『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』やスペシャル版を観ていたので、良い機会だということで観てきました。

 正直、『3』よりぜんぜん面白かったです。『3』も新メンバーが加わっていい感じだったのですが、どうにもテンポが悪い感じでした。『踊る』シリーズは素早いテンポが面白味を担っていると考えていたので、「3番目もダメだったし、次もダメかな」と勝手に思っていたのです。

 ところが今回はテンポも内容もすごく面白い。ラストに相応しい良い終わり方だと思いました。父とは「まだ終わりっていう感じのエンドじゃなかったよね」と話しましたが、あえて終わりっぽくしないで、これからも捜査は続いていくような感じは、このシリーズらしい感じだったと思います。

 みなさまもぜひお見逃しなく。

●関連サイト
踊る大捜査線シリーズ公式ページ

●書籍版

●過去作品

ソニーReader『PRS-T2』を購入しました


 ということで、予告したとおり新しいソニーの電子書籍端末『PRS-T2』を買いましたよ! 開封の儀&ファーストインプレッションを報告したいと思います。

箱の外観で少しヒヤヒヤ

 箱の大きさこのような感じ。500mlのペットボトルと比べてみました。やや縦長です。

 ところで、自分はAmazonのマーケットプレイスで『PRS-T2』を予約・購入したのですが、ここでヒヤっとしました。何かって「たしか、赤色のを購入したのに黒色のパッケージだった」からです。

 「もしや、注文をミスった?! いや、黒だってかっこy……(ry」と思いましたが、箱の上側面に赤色モデルを示すシールが貼ってありました。ちょっと心臓に悪かったです。

中身

 本体のほかに、タッチペンや専用の袋がついてきます。充電およびデータの転送は付属のマイクロUSBを使います。

 ここで気づいたのは、専用ソフトをインストールするCDがないこと。箱の大きさ的に予測はできましたが、すっかり失念していました。一昔前は、ウォークマンなどにもインストールCDは付属していたのに、今はこんな感じです。ちなみに、専用ソフトは『PRS-T2』をPCに接続するとインストーラーを起動できます。

改めて触ってみた!

 電子ペーパーすごく読みやすい!『スティーブ・ジョブズ I』をiPod touchやXperia rayで読み切った自分ですが、液晶で長時間読書するのはちょっときつい印象がありました。けれど、電子ペーパーの『PRS-T2』はすごく読みやすい。ディスプレーのレスポンスも思ったより素早く、小説ならば残像もけっこう少ないです。

 ちなみに、最初に買った電子書籍は眉村卓著の『出張の帰途』です。価格は470円。ソニーポイントで購入したのでお金はかかっていませんが、そんなに格安だという印象も受けません。小説だとものにもよりますが、大体500円前後に設定されているようです。

 あと、中身は実はAndroidなんじゃないかと思う挙動がところどころあります。例えば、通知バーがあったりなどなど……。そのうち誰かハックしてGoogle Playを入れるギークが現れそうですね。なくても困りませんが。

 次のレビューはEvernoteとの連携についてやってみたいと思います。

●関連サイト
ソニー『PRS-T2』製品ページ

●Amazonで購入

10月中旬からReader StoreがPS Vitaに対応


 2012年9月21日(金)といえば、泣く子も黙る『iPhone 5』の発売日。ですが、どなたかはソニーの電子書籍専用端末『Reader』の新モデル発売日でもあることを思い出してあげてください。ちなみに、自分は買います。25日くらいに届く予定です。

 そんな雲行きが怪しいReaderですが、店舗の方の『Reader Store』が10月中旬よりPlayStation Vitaに対応するそうです。それにともない、PlayStation Storeでのコミックコンテンツ配信は2012年12月で完全終了となります。今までコミックをこちらで買っていた人は後日特別クーポン券が届きます。

 また、今までコミックを買ったことがないユーザーもVitaをReader Storeに登録すると300円分のソニーポイントがもらえるキャンペーンを実施予定。ソニーポイントは1ポイント1円としてReader Storeなどで利用可能です。

 なお、通常版Reader Storeとは異なり、Vitaではコミックの閲覧・購入のみを想定しているようです。なので、小説など文字をベースとしたものは閲覧できない方針です。

 ひとつのIDでいろいろな端末に買ったものを入れられるというのは、当たり前の機能ではあると思うのですが、やはり嬉しいものです。

 また、液晶のXperia、有機ELのVita、電子ペーパーのReader。どのタイプのディスプレーが読書に適しているのか試せるようになったので、ぜひ記事にしてみたいと思います。

●関連サイト
PS Vita該当キャンペーンページ


ソニー新Reader『PRS-T2』を触ってきました


 渋谷にあるソニービルで、電子書籍専用端末Readerの新モデル『PRS-T2』を触ってきました。とある理由から購入を考えていたので、いろいろチェックしました。
[googlemap lat=”35.672103″ lng=”139.763167″ align=”undefined” width=”500px” height=”200px” zoom=”17″ type=”G_NORMAL_MAP”]東京都中央区銀座5丁目3−1[/googlemap]

大きさは文庫本サイズ

 やはり気になるのは大きさ。ソニーの電子書籍書店『Reader Store』はスマホやタブレットでも使えるので、なにも専用端末でなくてもいいはず。ストアーは違えどスマホやタブレットで電子書籍を読んだ自分としては、スマホは小さすぎ、タブレットは大きすぎという印象があります。

 Readerの大きさは文庫本と大体同じなので、電子ペーパーと相まってかなり実際の本に近いモノとなっています。

電子ペーパーってどうなの?

 さて、スマホやタブレットと大きく違うのはやはりディスプレー部分。Readerはほかの電子書籍専用端末と同じ電子ペーパーを採用しています。

 電子ペーパーの特徴がソニーの製品ページで紹介されていたので抜粋します。

<電子ペーパーの特性>

  • 微粒子で文字を形成:微細な部分まで、なめらかにくっきり表示
  • モノクロ表現に優れる:モノクロ中心の電子書籍の表示に適する
  • バックライト不使用:ちらつかず、目が疲れにくいので、長時間の閲覧に適する

参照元:PRS-T2・商品の特長 | 見やすいディスプレイ

 目に優しい、っていうのが最大の特徴なようです。さらに、バックライトを使っていない&画面切替時以外はほとんど電気を使わないので、電池のもちもスマホなどと比べて長いです。

 デメリットとしては、もちろんですがフルカラー表示はできないこと。また、上の写真のように、画面をリフレッシュするまで少々残像があるという点でしょうか。リフレッシュ時は、画面が一瞬白黒反転します。

字は大きくできる

 マルチタッチにも対応しており、ピンチイン/アウトによる電子書籍の拡大縮小ができます。これはコミックでもできるので、絵の細かいところもチェックできます。テキストベースの本なら15回に1回程度でリフレッシュしますが、コミックなど絵が多いものは変更ごとにリフレッシュされました。

ウェブアプリなどが充実

 ReaderはWiFiでネットにつなげるので、ウェブアプリが充実しています。確認したところネットを使うアプリは、“ブラウザー”、“Evernote連携”、“Facebook連携”がありました。

 特に、Evernote連携では、ChromeやFirefoxの拡張機能『Evernote Clearly』のクリップした記事が最適化されて表示されます。説明によるほかにもテキストがメインのノートならもちろん読めるそう。

 勤務中や家にいるとき気になったネットの記事をクリップしておいて、移動中や暇なときにReaderで読む、という流れで使えそうです。

購入を決めました

 発売日は9月21日(iPhone 5発売日と同じ!)。発売日の前日までにこちらのページで購入宣言をすると通常のソニーポイント(500ポイント)に加えて、1000ポイント多く貯まります。ソニーポイントはReader Storeで使えるので、そのまま電子書籍の購入費にまわせます。

 さらに今、ReaderやSony Tabletなどの対象製品をReader Storeに登録すると、先着10万台に『ハリー・ポッターと賢者の石』の電子書籍が無料でもらえます(交換コードが送られる)。

 『PRS-T2』の本体価格が9980円。ポイントが1500円分。賢者の石の電子書籍版が900円。つまり、2400円もお得、実質7580円で最新端末が買えるというわけです。

 今までの電子書籍専用端末はモノにしては高いな、という印象でした。楽天のkoboなど格安端末も出てくる中、かなり注目の市場となっているので、今後レビューをしていきたいと思っています。

●関連サイト
ソニー『PRS-T2』製品ページ

●Amazonで購入