Xperia GXの写真性能がお気に入り

 さて、買いましたよ、Xperia GX! いろいろな諸事情があって、レビューできるタイミングが遅くなってしまいましたが、ものすごく満足しています。

 今回はファーストインプレッションということで、GXならではな点、気に入っている点をピックアップしたいと思います。

カメラ性能&画面解像度

 『大きいは正義』の領域です。操作性という意味では、確かにSXにひけをとるところはありますが、やはりカメラとの組み合わせを考えると、でかい方がいいな、と実感します。

 GXは画面解像度が1280×720ドットのいわゆるHD液晶を搭載。323ppiという密度はRetina DisplayでおなじみのiPhone 4Sとほぼ同等です。これがけっこう重要で、ウェブ閲覧からメール作成に至るまで、やはり文字がくっきり読める方が使いやすいです。

 さらに約13メガピクセルの裏面照射型CMOSセンサーの背面カメラと組み合わせれば、デジカメ顔負けなキレイな写真を撮れます。撮った写真もさきほどいった密度の濃い液晶で見ると、さらにキレイに見れます。

 このあたりは、テレビ部門とカメラ部門をいっしょに持っているソニーらしい出来だと思いました。

よく写真を撮るようになりました

 やっぱり、どんどん写真を撮るようになりました。例えば。。。
 先日、談合坂SAで撮った写真。

 暗いところでもけっこうちゃんと写っています。Xperia arc世代からソニモバはExmor Rセンサーを採用していますが、arcと同世代のrayよりも写りがいい気がします。

 某吹奏楽部の打ち上げでいった、シェイキーズでの写真。そんなに暗い場所でなかったのですが、色はいまいち?

 某演劇部でいった桃狩りの帰り道。屋外の晴れた場所で撮ったものです。

 全体的に色を鮮やかに見せすぎず、といった感じでしょうか。Xperia GXのモバイルブラビアエンジンをONにした状態だと、けっこう鮮やかに見えたりします。

撮った後も楽しめます

 撮った写真にジオタグをつけておくと、『ギャラリー』改め『アルバム』アプリで、地図とあわせて確認できます。

 Macユーザー的にはiPhoto的でおもしろい。ここで撮ったんだなぁ、と分かると写真撮影がより楽しくなります。Evernote Foodもそうですが。最近、写真×位置情報がマイブームです。それで1本記事を書こうかなぁと考えています。

●追記
 フルに使っていると電池のもちが少し気になるところです。Xiが急激に電池をくっている印象は少ないですが、念のためモバイルブースターが手放せません。

●関連商品

Xperia GX & SX購入手続き前に、準備しておきたいこと


 Xperia GXが8月2日(木)、Xperia SXが8月3日(金)、に予約開始。それぞれ翌週の8月9日(木)、10日(日)に発売予定と決まりましたね。

 自分もそのひとりですが、Xperia GXはもっと早く発売されると思い(っていうかそもそも7月発売予定という発表だった)、さらにSX購入希望者にとってはきっともっと遅くに発売すると思っていたでしょう。

 まあ、なにはともあれ無事発売してくれるのはいいことです。そんなわけでGX購入者もSX購入者もいまいちどできる限りの準備をしておきましょう。

Googleアカウントの取得or確認を

 これがないと始まりません。端末をゲットして最初にやった作業がGoogleアカウントの作成だったりしたら、かっこわるいです。

 特に注意しなければいけないのは、既存のスマホユーザーのみなさま。Google大好きなハードユーザーなら大丈夫ですが、初期設定時にしかGoogleアカウントを触ってないなんてざらにいます。うちの母がそうでした。(無印MEDIAS→MEDIAS LTEへの移行)

 だから、GoogleアカウントのIDとパスワードを確認しておきましょう。今まで使っていたAndroidでログインすれば、(さらにちゃんと設定してあれば)連絡先も自動的に移行されるし、便利なことがいっぱいです。

料金プランを確認しておこう

 くわしくはこの記事も見ていただけると嬉しいです。

 契約時に永遠と聞かされる、料金プランの話はきっぱり「はい、これでお願いします(キリッ」と言えば終わります。もちろんちょっと気になる方は色々質問する方がいいです。そうでなく、端末をいち早く触りたい方は決めておきましょう。

 ドコモのXi料金体系はこちらからご覧ください。

本人確認書類の用意


 どんなことでもそうですが、契約時には身分証明書が必要になります。自分はこれをおろそかにしていたせいで、Xperia SO-01Bの購入が1日遅れました。以下にドコモホームページからの抜粋を載せます。

●個人の場合
1つで済むもの

  • 運転免許証(国際運転免許証は除く)
  • 日本国パスポート
  • 住民基本台帳カード(顔写真が掲載されているもの)
  • 身体障がい者手帳(顔写真の欄または顔写真が掲載されているもの)
  • 療育手帳(顔写真の欄または顔写真が掲載されているもの)
  • 精神障がい者保健福祉手帳(顔写真の欄または顔写真が掲載されているもの)

2つセットで必要なもの
『健康保険証』に加えて以下のいずれかのものが必要です。

  • 公共料金領収証
  • クレジットカード
  • 学生証
  • 住民票
  • 外国人登録原票記載事項証明書

※公共料金領収証、住民票、外国人登録原票記載事項証明書は、発行日から3か月以内で、現住所が記載されているもの(「公共料金領収証」は、電気・都市ガス・水道・NTT東日本/NTT西日本の領収印がある領収証、または発行日(口座引落し日)の記載がある口座振替済通知書に限ります)。
※学生証は、「氏名」、「生年月日」、「顔写真」または「現住所」が記載されているもの。
※クレジットカードは、月々のご利用料金をクレジットカードでお支払いになる方で、契約者ご本人名義のもの。

●さらに未成年もしくは契約名義が親や別人な場合
上記証明書のほかに同意書が必要です。
同意書はドコモのカタログに付属しているものかWebからダウンロードできます。

ドコモお客様サポート-本人確認書類より抜粋

つまり、成人で契約名義は自分の場合は、
◎な例)
『運転免許証のみ』
『パスポートのみ』
『保険証+学生証』
がよくある組み合わせだと思います。

 契約名義はちゃんと確認しておきましょう。電話やWeb、毎月もらう請求書or領収書でも確認できます。わけわからなければ、予約のときなどにドコモショップの店員さんに聞きましょう。

 というわけで、今回はアプリ云々じゃなくて、『手続き』的な感じの部分をまとめてみました。ぜひ、参考にしてくださいね!

Xperia GX対応アクセサリー

●Xperia SX関連アクセサリー

●関連書籍

NTTグループの請求方法が一元化


 家に見慣れない封筒が届いていました。NTTファイナンスとか書いてありますが。。。

 『通信サービス料金等の請求元の変更等について』というお知らせが結構前から来ていましたね。NTTグループの請求書はNTTファイナンスが一元管理することになったんですね。

 こちら先月のものとの比較。今まではいわゆる『ドコモレッド』な封筒だったのですが、一気に平凡なものになりました。個人的にはこの封筒が来ると「お、今月はいくらだろう?」と少し胸躍っていたわけですが(変?)、ちょっと残念です。

 内容には変化なし。ドコモレターもきちんと入っています。内訳の色が変わっています。こちらはドコモレッドから青っぽいものに変わっています。統一感が欠如しちゃいましたね。

 auはKDDIグループの請求を一括すると割り引きできるプランなどがありますが。ドコモはあんまりユーザーのメリットがありませんね。まあ、効率化して収益が上がってもっといいサービスが提供されることを祈っています。

購入直前?:Xperia GXの機能を復習

 Xperia GXの紹介動画がソニーモバイルから公開されました。そろそろ発売なんですかね。この際ですので、注目機能をもう一度おさらいしておきます。

◆Innovation編 ≪新機能紹介≫

◆Identity編 ≪デザインや特徴≫

◆Advantage編 ≪基本機能の紹介≫

(超個人的な)注目機能をピックアップ

●フェイスアンロック

 Xperia独自機能ではありません。インカメラがついているAndroid 4.0機ならほとんどについている機能です。でもやっぱり楽しみですよね。演劇部の後輩に画面に付着した指紋でロックパターンを見破られたことがあるので、これならなんとかなりそうです。

●ステータスバーの追加

 シャープ製に代表される日本のAndroidスマホは通知領域(画面上部を下にフリックすると出るところ)にはWiFiのON/OFやGPSのON/OFFなどができるようになっていました。Xperiaは今まで何にも表示されませんでしたが、Android 4.0のXperiaではそれが出来るようになっています。今まではウィジェットで対応していましたが、こちらの方がホーム画面に戻る必要がないので便利です。

●323ppiの高密度HD液晶

 機能というより特徴。iPhone 4/4SのRetinaディスプレーは326ppi。3ppiほど差がありますが、ほぼ同じ密度といっていいでしょう。また、Xperia GXはHD液晶なので、さらに多くの情報を表示できます。

●新しくなった『アルバム』アプリ

 従来のXperiaの『アルバム』アプリは標準のものがベースとなっていましたが、今回は一新。月別、場所別、SNS別で表示できるように。特に場所別はGoogle Map上で表示されるので見応えがあります。旅行に行ったり、近所でランチを撮ってその場所を特定したりなど、色々使えそうです。

●音楽アプリがWalkmanアプリに

 音楽アプリも標準のモノをベースにしたものから『Walkman』アプリと名前を変えて一新。ソニーらしい音のこだわりが体感できるアプリになっているようです。まさにソニーエリクソンからソニーモバイルに変わった出来事です。

 ちなみに、前回の記事でさんざん比較したXperia SXも画面解像度以外の機能は備わっています。

■関連書籍

Xperia GXを選ぶ5つの理由。GX vs SX


 Xperia GX予約きっかけの記事第2弾。前回、『なんでXperia ray使ってるのにGXを選んだのさ』という疑問を棚にあげていたので、今回はその辺を細かく。

まずはスペックを比較してみよう。

【凡例】名称 GX/SX

  • カラバリ 白、黒/白、黒、橙、桃
  • 発売時期 7月/8月
  • 本体サイズ 69(W)×11.6(D)×131(H)mm/54(W)×9.4(D)×115(H)mm
  • 重量 約127g/約95g
  • 液晶サイズ 4.6インチ/3.7インチ
  • 解像度 720×1280(HD)/540×960(qHD)
  • CPU MSM8960(1.5GHz、デュアルコア)【共通】
  • 通信方式 LTE(Xi)/3G(FOMA)
  • OS Android 4.0【共通】
  • メモリー(RAM) 1GB【共通】
  • 内蔵ストレージ 16GB/8GB
  • カメラ画素数 1300万画素/810万画素【どちらも裏面照射型CMOS】
  • インカメラ画素数 130万画素/31万画素
  • 電池容量 1700mAh/1500mAh
  • Felica 有り【共通】
  • 赤外線 無し/有り
  • ワンセグ 無し/有り
  • 防水 無し【共通】

 大きな違いは、【大きさ&軽量】と【日本向け機能】。どちらもXperia SXが優れています。ここがXperia SXが人気の理由ですね。「小さいのに(防水以外)全部入り!」って訳ですね。

では、何故Xperia GXを選ぶ?

 
 理由は全部で5つ。

■Xi端末なので電池を多く

 大は小を兼ねる。サイズが大きい分、電池も大容量のものが採用されています(わずか200mAhですが)。Xperia初のXi端末。やっぱり電池の保ちが心配です。CPUがLTEに特化した最新の『MSM8960』が採用されているので、Optimus LTEなどの2012年春モデルと比べて消費電力は改善されているかもですが。

■内蔵ストレージが2倍も違う

 内蔵ストレージ。こちらは断然大いに越したことはありません。2011年Xperiaシリーズの悲劇を忘れません。(まあ、この原因はメモリー(RAM)っぽいので特に意味なしですが)

■カメラの画素数

 画素数の桁が違います。もちろん画素数が良いからと行って必ずしも良い写真が撮れるとは限りませんが。やっぱり良い方が欲しいなぁと思います。そして、インカメラの画素数も気になります。どちらもAndroid 4.0でフェイスアンロックに対応していますが、やっぱり画素の良いカメラの方が今後の性能に関わってきそうです。実際、Nexus Sはインカメラの画素数が低いばっかりに、4.0へ更新されたもののフェイスアンロック非対応です。

■画面解像度がHD

 画面サイズが違いますが、やっぱり解像度も大きい方が良い。胸を張ってHD液晶なんだ!って言いたくなります。せっかくいいカメラで撮った写真なんだから、良い画面でみたいところ。画面が広く、解像度が高いほうが、一度に表示できる情報量も断然違いますしね。

■無駄なモノはいらない

 正直、自分にとって『おサイフケータイ』以外の日本向け機能は要らない気がします。『赤外線』は2010年4月に『Xperia SO-01B』に変えてからまったく困っていません。だいたい、データを送るために端末を一定時間固定するなんて全然スマートではないと思います。『ワンセグ』はそもそも外でテレビをみたいと思いません。画質も悪い。実況性のある番組じゃないと使わないかな。そして、自分はそんな番組をあまり見ません。

まとめ

 以上の理由で、自分はXperia GXを選択。【日本向け機能を重視しない】かつ【ハイスペックを好む】方はぜひ検討すべきだと思う。

 スペックは求めすぎても意味は無い、という気がします。もちろんそうです。正直スマホにクアッドコアなんて要らないと思っています。それでも、今後のAndroidの更新を考えると、よりよいスペックを選んだ方がいいと思われます。そういう意味ではメモリー(RAM)が2GBのGALAXY S IIIが将来有望です。

 脱線しましたが、つまり何がいいたいかというと。今後はスペックと好みのバランスをうまくとったほうがいいということです。5つの理由には書きませんでしたが、Xperia arcから受け継いだ『アークデザイン』も割と決定打だったりします。

 次はできれば、じゃあ『夏モデルでXperiaを選ぶの?』あたりを書いていきたいと思います。

■Xperia GX対応アクセサリー

■関連書籍

Xperia GXで契約見直し【FOMA→Xi】

というわけで、『Xperia GX SO-04D』を予約しました。
ドコモショップの予約はまだですが、ビックカメラなど家電量販店はもう受付しているようです。

『Xperia ray SO-03C』からの移行ならば『Xperia SX SO-05D』が順当ですが、その辺の理由はまた別途で。

ここではFOMA契約からXi契約に移るときの注意点、
そして自分のようなタブレットの2台持ち契約のベストな内容をお届けします。

現状の契約状況

まずは、契約状況確認。

■スマホ(Xperia ray)、通話メイン

  • FOMA タイプシンプル バリュー 0円
  • ケータイ補償お届けサービス利用料(380) 380円
  • ユニバーサルサービス料 3円
  • 消費税 19円
  • プラス通話料

合計 402円〜
※ spモードの契約とかは完全に切ってます。Wi-Fi運用でなんとかなっています。

■タブレット(Optimus Pad)、データ通信

  • 定額データプラン フラット バリュー(割引適用後) 5200円
  • spモード契約料 300円
  • ケータイ補償お届けサービス利用料 380円
  • ユニバーサルサービス料 3円
  • 端末等代金分割支払金 3325円
  • 消費税 144円
  • 月々サポート -3000円

合計 6354円

総計 6756円〜(通話料で変化)

気をつける点

 特にデータ通信について。
 今はスマホのデータ通信分は家や仕事場のWi-Fi、外でならタブレットのテザリングをしているためゼロ円です。ただし、今回はXperia rayをGXに変え思いっきりXiを使いたい方針。タブレットの料金は最小限にとどめるようにすべきです。

 しかし、タブレットは通常の月々サポートに加えて、音声契約端末との2台持ちでサポート額がアップしていることもあり、データプランを解約することはできません。つまり、手段としては『フラット』から『ダブル』に変えて、3G通信をしないことで、出費を抑えることになります。

 備考ですが、自分は学割を音声端末の方に適用させているため、Xiの定額料金が1050円引きになります。そのことも踏まえて以下のプランで計算してみました。

新契約体系

■スマホ(Xperia GX)、通話もデータも

  • タイプXiにねん(2012応援学割適用後) 0円
  • Xiパケ・ホーダイ フラット(9/30までのキャンペーン) 4935円
  • 2012年応援学割・パケット通信料割引 -1050円
  • spモード契約料 315円
  • Xiカケ・ホーダイ 700円
  • ユニバーサルサービス料 3円
  • ケータイ補償お届けサービス 399円

合計 5302円〜
不確定要素:他社、固定電話への通話料、月々サポートの額

■タブレット(Optimus Pad)、用途不明

  • 定額データプラン スタンダード バリュー(※2) 1000円
  • spモード契約料 315円
  • ケータイ補償お届けサービス利用料 399円
  • ユニバーサルサービス料 3円
  • 端末等代金分割支払金 3325円
  • 月々サポート -3000円

合計 2042円
※2 割引適用後、2万3825パケットまでの通信

総計 7344円〜

見返してみて

 やはり、600〜1000円ほど高くなっています。抑制するとしたらXiトーク24を削ってしまうのも手ですが、通話し放題っていうのはやっぱり魅力的。ときどき通話をけっこうするので使ってみたいのです。

 まあ、楽観的に考えるならば。おそらくXperia GXを継続一括購入すると考えているので、月々サポートは丸ごと適応される。そのことを考えるならばメチャクチャ安くなるはずです。そもそもXperia rayを買ったときは一括で買ったものの、定額データプランを契約しなかったため、月々サポートがつかなかった、という経緯があります。今回はがっつり通信するのでしっかりもらっておきます。しかも今『U-25 Xiスマホ割』などのキャンペーンをやっているため、通常より断然安くなるはずです。

 あと気をつけたいのがXiのスタートアップキャンペーンが今年9月末まで、ということでしょうか。一応料金的に代わりになるプランとして『Xiパケ・ホーダイ ライト』が用意されていますが、従来のプランが7GB分高速通信できるのに対して、ライトは3GBまでです。FOMAは3日間の合計パケット数が速度制限対象の基準となるので、現段階では「自分がどのくらいデータ通信するのか」というのは計算しにくいです。キャンペーン期間中に自分が月毎にどのくらいデータ通信をするのか、よく見極めて10月以降のプランを決定した方が良さそうです。

 ともあれ。Xperia GXはやくでないか。楽しみでなりません。

■Xperia GX対応アクセサリー

■関連書籍

Touch Type Together − BlackBerry Bold 9900

 3月22日、Fans:Fansから申し込んでリサーチ・イン・モーション・ジャパン株式会社主催のイベント「BlackBerry Night」に参加しました。RIM主催でこのようなイベントは初めてということで、BlackBerry Bold 9900に対するRIMの本気度が会場の豪華さなどから感じることの出来るイベントでした。

日本での「ビジネス向け」という印象を一新させたいRIM


 始めに、RIMから会社概要とBlackBerry Bold 9900の説明がありました。そこでひしひしと伝わってきたのは、日本市場の「BlackBerry」に対するイメージを変えたいという意思でした。RIM曰く、海外ではBlackBerryはビジネスマンだけではなく若年層もカバーしているらしく、BlackBerryの持つ「質感」や「信頼性」といったブランドを意識している人が多いのだそうです。

 日本では、そのブランドが逆効果で「お高い。お堅い。」というイメージを与えているような気がしますが、BlackBerryではやはり「BlackBerryらしさ」を維持した上で、よりプッシュしていきたいそうです。そのため、今回発売されるBlack Berry Bold 9900では、最近の売れているスマートフォンを意識した機能アップがされています。

Touch & Try 感想

 BlackBerry Bold 9900のコンセプトは「Touch Type Together」ということで、その3点に絞ってレビューしていきたいと思います。

 まずは、「Touch(タッチパネル搭載)」
 24bit、2.8インチVGA(640×480)の画面は最近のスマホからすると小さい印象で、なんだか肩すかしな感じでしたが、タッチの感度は良く、画面UIもすっきりとまとめられていました。

 ところどころ文字が小さいイメージがありましたが、後から聞いたところ文字の大きさは[設定]から変えることができるそうです。Androidは標準ではシステムの文字スタイルを変更できない為、これはBlackBerryならではと言えそうです。

 もちろん、タップ・Wタップ・2本指による拡大・縮小によるジェスチャーにも対応していますので、AndroidやiPhoneに慣れている人でも簡単に操作できます。


 続いて、「Type(QWERTYキーボード搭載)」で「Together(SNSが使いやすい)」な点。

 BlackBerryの代名詞とも言えるQWERTYキーボードを実際に触ってみると、まずは見た目の小さいなキーに対して抱いていた「打ちにくそう」という印象を裏切られてビックリします。とにかく、打ちやすい。それにキーを押したときの「押した感」には安心されます。従来のフルフラットなスマートフォンでは、テンキー上でのフリック入力を利用していますが、やっぱりこの安心感はフリック入力では得られません。

 また、最近のSNS文化ではやっぱり文字を入力することが多い、だからQWERTYキー搭載のBlackBerryはSNSに向いているよ!というわけらしく、ちゃんと「Twitter」「Facebook」「mixi」「foursquare」などのアプリが用意されています。前作のBlackBerryより500万画素の手ぶれ補正つき、とカメラも強化されているので、SNS利用で使うスペックはほぼカバーできているようです。

 実際に試してみると、やっぱりハードキーらしい安心感はピカイチで惹かれますが、最初は少し打ちにくいかも。慣れてくるときっとかなり俊敏に入力ができそうです。SNS系のアプリはTwitterを試しましたが、シンプルなレイアウトで「文字に集中できる」印象でした。(写真はMobile版Twitter)

最後に、細かなところ


これはいいなぁっと思ったところ。

 Twitterの公式アプリを試してみて、最後にアカウント情報を削除しておこうと設定画面をいじったのですが、写真のように設定の変更を確認するポップアウトが出てきます。PCなどでは見慣れた動作ですが、スマートフォンだとそういう訳でもありません。特にAndroidは、設定などはタップするだけで即時完了するので、早いと言えばそうなのですが、初めて使う人にはなんだか危なっかしさがあります。

 NFC対応も見逃せない点です。現状で日本ではまだまだNFCを利用するシチュエーションが少なく、大きな紹介はされませんでした。けれど、GALAXY NEXUS/S2 LTE/S2 WiMAXの3機種で利用出来たり、街頭ポスターでの対応なども増えていることを考えると将来有望です。ガラケーなどでもFelicaを利用してできたのですが、「iCカード通信」機能で連絡先や画像データを手軽に交換できるのは非常に便利な手段だと思います。

 どちらにせよ、RIMおよびdocomoにはよりBlackBerryの広告に力を入れて欲しいと思います。既に日本での発売を発表してから長い時間が経っていますし、2012年3月発売予定といっておきながら平成24年3月26日(月)現在ですが、公式では事前予約のアナウンスもされていない状況がなんとも不安にさせます。
 
 本当に良い機種なので、皆様も触ってみて実感してみてください。

予告:「BlackBerry Bold 9900」発売記念イベント「BlackBerry Night」に参加します。


 3月22日(木)、リサーチ・イン・モーション・ジャパン株式会社主催のイベント「BlackBerry Night」に参加します。さて、イベント予告記事としては恒例となりつつある「その会社と言えば?」みたいな話なのですが、RIM=BlackBerryの開発/販売会社ですので、今回は素直にBlackBerryの話を。

 BlackBerryといえば、ビジネスに特化、特にメールのプッシュ配信機能で一躍有名になったスマートフォンのシリーズおよびそのOSの名前ですね。日本ではdocomoが発売していますが、一般の人にはあんまり売れていないような印象を受けます。(iPhone 3G販売会社選定の際、Appleがdocomoを選ばなかったのはBlackBerryを生殺しにしていることを考慮した、なんて説もありますしね)

 それでもやっぱりファンはいるものです。やはりその強力なリアルタイム性とセキュアなメール配信サービス、しっかりと打ちやすいハードウェアQWERTYキーボード、そして真っ黒な渋いボディ。2011年末にようやく自分も「LOVE・BlackBerry」の方にお会いしましたが、やっぱり上記の特徴にドン嵌まりなご様子でした。

 さて、そんなBlackBerryの最新機種が日本に上陸するわけですが、いったいどんな機種なのか調べてみました。

  • BlackBerryシリーズ最薄のボディを実現!(最薄部10.5mm)
  • 綺麗で大きなタッチパネルを搭載(24bitカラー,VGA,マルチタッチ)
  • 従来のBlackBerryに比べ高速に(45%高速化、BlackBerry OS 7搭載)
  • Webサイトの再現性が向上(OS7標準のブラウザがWebKitベースに)

引用元:NTT docomo・BlackBerry® BoldTM 9900の主な特長[PDF]

 細かな、スペックは引用元のPDFをご覧いただきたく思います。

 スペックだけ見ると、Androidを搭載しているどこぞのメーカーは「HD画質で10mmなんて全然薄くなくて、最初からブラウザはWebKitベースだよ!」みたいな印象を受けます。が、やはり前述の通りBlackBerryに関しては、メールサービスなどのサービスを全体的に捉えたブランドとして評価するべきものだと思います。

 とはいうものの。本当に自分の周りで使っている人は1人しかいないので、実際に触り倒す(?!)のはこれがはじめてだと思います。BlackBerryを今一度勉強しなおして参ります。

docomo NEXT series BlackBerry® BoldTM 9900