ソニーストアメンバープログラム『楽しい時間』に行ってきました。


 あらかじめ断っておくと、今回はイベントレポート的な記事ではありません。今回のイベントの内容はブログなどでも公開しないことになっているので。。。

 まあ、報告的な。そして、『楽しい時間』ってなによってところを書いていきます。要は当選しなくても分かるところですね。

 そもそも、『楽しい時間』とはソニーストアが企画するイベントの名称です。ソニー製品の製品登録をしたり、ソニーストアを利用するときに作る『My Sony Club』の会員向けに毎回応募のメールが来ます。何度か応募していたのですが、今回やっと当選しました。

 今回当選した『楽しい時間』の概要はこのようなもの。

『楽しい時間』プレゼントのイベントとして、ソニー本社へご招待いたします。
一般のお客様には公開していないエリアでソニー製品や技術に関するデモンストレーションをご覧いただけます。また、“サイバーショット”「DSC-RX100」の開発者トークショーも開催します。質疑応答の時間もございますので、開発者と直接お話しいただくチャンスです。
このイベントは同日に2回おこないますが、いずれも同じ内容ですので、お客様のご都合の良い時間をお選びになり、ご応募ください。
ソニー本社でのお時間を、どうぞ存分にお楽しみください。

参照元:http://store.sony.jp/Customer/Member/Event/201208_1/index.html

 最新のサイバーショット『DSC-RX100』の発売を記念したイベントだったわけです。普段、「手軽な写真はスマホで、がっつり撮るなら一眼レフで」と使い分けている自分でも、「コンデジすげぇ!!」と感じました。

 ガジェット大好きオタクな人なら必見のイベントなので、ぜひ『My Sony Club』のメンバーは日々のメールチェックを怠らないように!!

●関連サイト
ソニー『ストアメンバープログラムとは』紹介ページ
『DSC-RX100』スペシャルサイト


ペルソナ4 ザ・ゴールデン:7月に買ったゲーム3/3

 7月に買ったゲーム最後をかざるのはPS Vita専用P4Gこと『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』です。

ペルソナ4 ザ・ゴールデン

 「これのために、Vitaを買った!」という人も多いんじゃないか、という超目玉作。Vitaファンとしては、やっとメジャーなタイトルがリリースされたことを嬉しく思います。

 まず、驚いたのはOP映像。P4といえば、そのスタイリッシュな映像も好評ですが、“ゴールデン”がついてさらにパワーアップ。Vitaに完全に最適化してあるので、有機ELのディスプレーで見ると圧巻です。

 もうこの映像を見ただけで、「VitaとP4G買ってよかった!」と思ったものです。買ったのが7月の上旬ごろだったので、すでに本編をクリアーして追加要素のストーリーを遊んでいますが、なかなか難しいです。これをどの難易度も何度もプレイする人はすごいですよね。。。

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Xperia GXの写真性能がお気に入り

 さて、買いましたよ、Xperia GX! いろいろな諸事情があって、レビューできるタイミングが遅くなってしまいましたが、ものすごく満足しています。

 今回はファーストインプレッションということで、GXならではな点、気に入っている点をピックアップしたいと思います。

カメラ性能&画面解像度

 『大きいは正義』の領域です。操作性という意味では、確かにSXにひけをとるところはありますが、やはりカメラとの組み合わせを考えると、でかい方がいいな、と実感します。

 GXは画面解像度が1280×720ドットのいわゆるHD液晶を搭載。323ppiという密度はRetina DisplayでおなじみのiPhone 4Sとほぼ同等です。これがけっこう重要で、ウェブ閲覧からメール作成に至るまで、やはり文字がくっきり読める方が使いやすいです。

 さらに約13メガピクセルの裏面照射型CMOSセンサーの背面カメラと組み合わせれば、デジカメ顔負けなキレイな写真を撮れます。撮った写真もさきほどいった密度の濃い液晶で見ると、さらにキレイに見れます。

 このあたりは、テレビ部門とカメラ部門をいっしょに持っているソニーらしい出来だと思いました。

よく写真を撮るようになりました

 やっぱり、どんどん写真を撮るようになりました。例えば。。。
 先日、談合坂SAで撮った写真。

 暗いところでもけっこうちゃんと写っています。Xperia arc世代からソニモバはExmor Rセンサーを採用していますが、arcと同世代のrayよりも写りがいい気がします。

 某吹奏楽部の打ち上げでいった、シェイキーズでの写真。そんなに暗い場所でなかったのですが、色はいまいち?

 某演劇部でいった桃狩りの帰り道。屋外の晴れた場所で撮ったものです。

 全体的に色を鮮やかに見せすぎず、といった感じでしょうか。Xperia GXのモバイルブラビアエンジンをONにした状態だと、けっこう鮮やかに見えたりします。

撮った後も楽しめます

 撮った写真にジオタグをつけておくと、『ギャラリー』改め『アルバム』アプリで、地図とあわせて確認できます。

 Macユーザー的にはiPhoto的でおもしろい。ここで撮ったんだなぁ、と分かると写真撮影がより楽しくなります。Evernote Foodもそうですが。最近、写真×位置情報がマイブームです。それで1本記事を書こうかなぁと考えています。

●追記
 フルに使っていると電池のもちが少し気になるところです。Xiが急激に電池をくっている印象は少ないですが、念のためモバイルブースターが手放せません。

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購入直前?:Xperia GXの機能を復習

 Xperia GXの紹介動画がソニーモバイルから公開されました。そろそろ発売なんですかね。この際ですので、注目機能をもう一度おさらいしておきます。

◆Innovation編 ≪新機能紹介≫

◆Identity編 ≪デザインや特徴≫

◆Advantage編 ≪基本機能の紹介≫

(超個人的な)注目機能をピックアップ

●フェイスアンロック

 Xperia独自機能ではありません。インカメラがついているAndroid 4.0機ならほとんどについている機能です。でもやっぱり楽しみですよね。演劇部の後輩に画面に付着した指紋でロックパターンを見破られたことがあるので、これならなんとかなりそうです。

●ステータスバーの追加

 シャープ製に代表される日本のAndroidスマホは通知領域(画面上部を下にフリックすると出るところ)にはWiFiのON/OFやGPSのON/OFFなどができるようになっていました。Xperiaは今まで何にも表示されませんでしたが、Android 4.0のXperiaではそれが出来るようになっています。今まではウィジェットで対応していましたが、こちらの方がホーム画面に戻る必要がないので便利です。

●323ppiの高密度HD液晶

 機能というより特徴。iPhone 4/4SのRetinaディスプレーは326ppi。3ppiほど差がありますが、ほぼ同じ密度といっていいでしょう。また、Xperia GXはHD液晶なので、さらに多くの情報を表示できます。

●新しくなった『アルバム』アプリ

 従来のXperiaの『アルバム』アプリは標準のものがベースとなっていましたが、今回は一新。月別、場所別、SNS別で表示できるように。特に場所別はGoogle Map上で表示されるので見応えがあります。旅行に行ったり、近所でランチを撮ってその場所を特定したりなど、色々使えそうです。

●音楽アプリがWalkmanアプリに

 音楽アプリも標準のモノをベースにしたものから『Walkman』アプリと名前を変えて一新。ソニーらしい音のこだわりが体感できるアプリになっているようです。まさにソニーエリクソンからソニーモバイルに変わった出来事です。

 ちなみに、前回の記事でさんざん比較したXperia SXも画面解像度以外の機能は備わっています。

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発売を記念して2012年のXperiaを改めて見直す


 Xperiaブランドにとってもっとも大きな出来事は、2012年3月8日より行われた「ソニー・エリクソン」から「ソニーモバイルコミュニケーションズ」への社名変更だと思う。


 そんな「ソニエリ」ブランドの、日本最後の端末となる「Xperia acro HD」のタッチ&トライイベントに行って参りました。docomoではdocomo with series SO-03D(3月15日発売)として、auではIS12S(3月10日発売)として 発売されます。2011年の「arc/acro/ray/PLAY」からどこが進化したのか担当の方に聞いてきました。
(なお、本ブログではIS12Sに関しての個別記事がありますので、併せてご覧ください)

[googlemap lat=”35.672286″ lng=”139.763215″ align=”undefined” width=”500px” height=”300px” zoom=”17″ type=”G_NORMAL_MAP”]東京都中央区銀座5丁目3−1[/googlemap]

 自分が行ったイベント会場は銀座にある「ソニービル」最上階にあるOPUSというところです。3月11日まで同会場で展示を行っており、先着4000名に日経BPマーケティング「Xperia Lifestyle Book」を配布していました。

 会場にはたくさんのXperia acro HDがテーマ毎に展示されていました。今回は各テーマの担当の方にバラバラにお話を聞いて、あまりメモをとっていなくて記憶と公式情報を混ぜてお送りします。なので、多少間違いがあるかもしれないことをご了承ください。(あと、一般のお客さんもいたので撮影は自粛しました)

結局のところXperia acro HDの魅力って?


 下手にガジェット好きの意見を聞くより、やっぱりメーカー側で普通な人に魅力を説明するプロ・つまり会場のスタッフの方にずばり聞いてきました。Xperia acro HDの魅力と旧機種Xperia acroとの違いについて聞いた結果を列挙したいと思います。

  • 画面がメチャクチャ綺麗!(HD液晶+Mobile BRAVIAエンジン)
  • カメラも綺麗!そして速い!(ExmorR+高速起動and高速連写)
  • 旧機種と比べて動作がもたつかない!(デュアルコアCPU)
  • そして、ワンセグ・赤外線・おサイフ。今回は防水性能も装備!

 さっすが、プロ。「デュアルコアCPUで、ベンチマークではこんなに違うんです!」とか「最新のCPUに、解像度がHDになって!」みたいな専門用語のオンパレードをすっ飛ばしてくれました。それに、スマートフォンとしての基本をまず説明してくれて、最後にいわゆる「三種の神器」をまるでついでの様に語ってくれるとは思いませんでした。(「カメラのセンサーってiPhone4Sと同じものの新型なんですよ!」みたいに語ってくれるお茶目さも○)

 「無難な端末を選ぼうと思ったら、最強の端末だった」みたいなしたたかさを感じる性能ですね。それに旧機種acroでは装備されてなかった防水性能(IPX5/7)も追加され、お風呂で使うユーザーや雨ニモ負ケズなユーザーにとって必須要素が揃いました。「何で選ばないの」って言われると困るくらいです。

 ちなみに、個人的に気になった魅力としては、「卓上ホルダが付属している」という点。docomoだけではなく、いつも卓上ホルダを用意しないauさんも同様です。しかも、どちらも仕様は同じなので、「職場の●●さんの使っちゃお」みたいなことも可能です。防水対応なら「当たり前」と言えるべき対応ですが、近年その当たり前は崩れがちですから、結構重要な点だと思います。

「Xperia acro HD」のau版とdocomo版の違い


 結論から言うとスペックの違いはキャリアの違いによるもののみ、の様です。要はアンテナの対応方式とか通信速度とかいった部分です。それに公衆無線LANのウィジェットとかもそうでしょうか。

 唯一気になる点としては、「初期ホームアプリの違い」でした。

 au版はソニエリ純正のホームアプリが工場出荷時からセットされているのですが、docomo版は「docomo Palette UI」が初期標準となっています。

 「docomo Palette UI」はアプリのグループ分け機能や「執事のひつじ」などのマチキャラ表示機能を備えているいわゆる「ガラケーから移行してきた人でも使いやすい」ホーム画面ではありますが、動作がいまいち重いのが難点です。

それへの「対処」なのかもしれませんが、SO-03Dには標準アプリ切替ツールが付属しています。「docomo Palette UI」から「ソニエリ標準」へ、はもちろんですが、その逆のツールも用意されています。ただ、設定画面の頭にあったり、ショートカットかウィジェットで呼び出さないといけなかったり、初心者にはなんとも分かりにくい場所に隠されているツールですので、なんとも不親切です。

 今回のイベントで展示されている端末はほとんど全てソニエリ標準UIでしたし、Palette UIなんて載せなくて良かったんじゃないの?っていう気になります。

GAMEもできるけど…


 Xperia acro HDは、前に発売されたXperia NXおよびアップグレードされたXperia arc/acro、そしてXperia PLAYと同様「PlayStation Certified」の認証を受けた端末です。それって何だよという人のために簡単にいうと「ソニーお墨付きで、無印PlayStationのタイトルや専用に開発されたタイトルをプレイできる」といったものです。日本では2011年10月Xperia PLAYが初の認証端末で、PS Vitaも実はこの認証を受けています。

 自分はPSP goユーザーだったので、たくさんのPSソフト(いわゆる「アーカイブス」)を購入していました。そのため、このPlayStation Certifiedの概要を聞いたときはワクワクしたものですが、物事はそんなに上手いことできていません。色々と制限があるみたいです。

 具体的かつ簡潔にいうならば、「現状、違う端末で買ったタイトルを再ダウンロードすることはできない」。例えば、PSP goで買ったアーカイブをXperia acro HDでプレイすることは出来ません。さらにいうと、Xperia acro HD買ったタイトルをPS Vitaでプレイすることも出来ません。

 理由は「それぞれの端末に最適化したタイトルを配信している為」だそうです。要はXperia acro HDではXperia acro HD用に最適化を施されたタイトルを購入するため、全く同じソフトがPS Vitaや他の端末では動かない、だそう。「●●(ゲームタイトル)≪Xperia acro HD版≫」を購入していると考えれば納得が合点がいくと思います。

 といっても、端末間で仕様があるそうで、

  • PSPシリーズ/PSP go/PS Vita(※注1)
  • Xperia arc/acro
  • Xperia PLAY
  • Xperia NX/acro HD

以上の組み合わせではソフトの共有(再ダウンロード)が出来るみたいです。その辺の詳しいことはソニーモバイル公式のページで解説されていて、配信タイトルもそれぞれ確認できます。
(注1:平成24年3月20日(火)現在、PS Vitaはアーカイブ未対応)

 まあ、唯一全端末間で共有できるものといったらSony Entertainment Networkアカウント(旧:PlayStation Networkアカウント)ですかね。IDが引き継げるってことはクレジットカード情報も引き継げるので、既に登録している人は再入力の必要はないようです。

その他。今後のXperiaの予想など

 本当に、その他気になることを挙げてしまうときりがないです。今回振り返ってみて、スマートフォンとしては本当に文句のつけようがないスペックに加え、ソニモバ(ソニエリ)らしいデザインやサービスが追加されている本当にワクワクする端末だということが改めて分かりました。

 昨年はarcの発売が3月、acroの発売が7月(au版は6月)と、少し間をおいての発売でした。今回はNX発売の2月24日からそんなに時間が経っていません。身の程をわきまえない大予想をしてしまうならば、2012年はまだまだXperiaを代表する端末が日本で発売される!ということでしょうか。

 実際に、海外版Xperia NXTシリーズとして、Xperia S(NXの海外版)、Xperia P、Xperia U、に加えて、フローティングタッチ搭載Xperia solaが発表されました。それに、LTE対応Xperiaの発表も噂されていますし、あながち「大予想」ってわけでもないかもしれませんね。

 なにはともあれ。Xperia acro HDは現状のAndroidスマートフォンの中では最もオススメの端末です。是非、店頭などで試してみてご検討ください!


メーカー直伝auスマートフォンセミナー:Xperia acro HD IS12S編


 「メーカー直伝auスマートフォンセミナー」参加企画第3弾。「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2011」に選ばれたXperia acroの後継機種、Xperia acro HDのご紹介です。今回はau版なので、IS12Sという型番がついていますが、docomoからも発売されるそうです。

 なお、IS12Sの発売は2012年3月中旬以降ということで、現在の仕様などはまだ「開発段階」ということで、実際発売されるときの仕様とは異なる点があるかもしれないとのことです。

Xperiaらしいスペックとデザイン

今回のポイントは、

  • Design デザイン
  • Display ディスプレイ
  • Camera カメラ
  • Usability ユーザービリティー
  • Japan Custom 日本仕様

この5点にかなり力をかけて開発を行った(行っている)らしい。

 デザイン(見た目)としては、「ホーム」「バック」「メニュー」の各キーが、従来の押し込むタイプのハードキーから触れるだけで反応するタイプになっています。それにarc/acroが人間的な曲線をイメージしたものだったものに対して、今回はシンプルに角を落としてホールド感をもたせた直方体のような感じです。持ってみると重さは違えど、初代Xperia SO-01Bや、Xperia ray SO-03Cのようなイメージです。

 ディスプレイは、arc/acroと同じくClear Black PanelでMobile BRAVIA Engine搭載の綺麗な液晶です。もちろんスペックは向上しており、arc/acroが4.2inchだったのに対して4.3inchに、480×854ドットだったのが720×1280ドット(HD)になっており、より大画面高精細になっています。今回の解像度は342ppiと、326ppiのiPhone4Sより(ある程度の解像度があると、人間の目では違いが分からないらしいので、どちらも綺麗なのに代わりはありませんが)
高精細になっています。

 カメラは、Sonyお得意のExmor R for Mobile、裏面照射型CMOSセンサーで、レンズもF値2.4と暗所でも簡単に撮影できる1210万画素のものを搭載。さらに、今回は1.5秒の高速起動+撮影間隔0.5秒を実現しており、いわゆる「シャッターチャンスを逃さない」ものになっています。担当者の方いわく「発売までにはもっと速くしていきたい」とのこと。その他、パノラマ撮影、オートフォーカスにももちろん対応。
 加えて、フロントカメラも130万画素のものを搭載。従来のものより綺麗にとれるので、自分撮りをするユーザーにとっては嬉しい進化です。

 ユーザービリティー(使いやすさ)という点では、手書き入力に対応したPOBox 5.0、音楽アプリ上にマニュアルイコライザ、「フィード」「シェア」「フレンド」に分かれて進化したTimescape、ロック画面からの簡単アプリ起動(音楽ウィジェットおよび4つの変更可能なアプリ領域)など、2011年に発売されたモデルに比べて、かなり変更が加えられています。
 特に、POBox Touch 5.0の手書き入力は、重ねて書いていくタイプのもので急いで入力しても難なく認識するのに驚きました。

 最後に日本仕様。「おサイフケータイ」「赤外線通信」「ワンセグ」対応はacroでも可能でしたが、今回は加えてIPX5/7に準拠した防水性能、そしてauでは珍しい(おそらくdocomo版もつく?)充電台を付属と、acroでは足りなかったところ確実に補填しています。

細かいところも進化


 arc/acroではHDMI接続でテレビに画面をそのまま表示できたが、acro HDではHDMIに接続すると専用のTVランチャーが起動する。Xperiaがいわゆる「インターネットTV」になる感じで、大画面で素早くネットサーフィンなどを行うことが出来る。

 だが、今までのXperiaユーザーにとって最も嬉しいのはメモリ容量の増加だと思われる。今回の発表だとRAMは1G、ROMは16G(使用可能領域は11G)と、今までSDカードに移せないアプリを利用し、端末容量のやりくりに頭を痛くしてきたユーザーにとっては喜ばしいことだ。
 一方、一般的な大容量ROMを搭載するスマートフォンと違って、micro SDカードの対応を廃したわけではない。これは「アドレス帳移行時にmicroSDカードを利用するユーザーのため」という理由らしい。acro HDは赤外線ポートを持っているのだから、必要ないと思うかたもいるが、「端末が壊れてmicroSDカードに電話帳のバックアップがあった」などということもあると考えると、必須のものであるように思えた。

新しいものへの対応に期待できる点


 Xperiaのプレゼン時には、新しいものへの対応を期待できる発言や質問が多々あった。

 まず、やはり気になるのはIce Cream Sandwich(ICS)ことAndroid 4.0への対応だ。スバリな質問があり、それに対しては「(IS12Sに関しては)KDDIとの協議中」とのこと。同時期に発表された海外版XperiaであるS/IONは春頃に4.0へのアップデートを予定していて、arc/arc S/ray/playなどの2011年グローバルモデルに関してもアップデートされるとの情報が濃いこともあり、acro HDも期待できるものがある。

 もちろん、そこには回答にもあったように各国キャリアとの調整が必要で、さらにacroやacro HDなどローカライズされたモデルはグローバルモデルものとは異なる開発が必要であるのは明白だ。

 だが、質問の中では「(従来のような)ハードキーを搭載することは検討しなかったのか」というものがあり、担当者は「最初から検討していなく、今後ハードキーを搭載する端末は少なくなっていく」と答えた。「今後」と「ハードキー非搭載」のキーワードを受けるとやはりGalaxy NexusなどにみられるAndroid 4.0自体のハードキー撤廃思考がうかがえるように思える。

 また、今回のモデルは日本でのSony Ericsson名義の最後のモデルの予定です。今後のモデルはSonyの完全子会社「Sony Mobile Communications」としてのものとなり、より既存のソニーのサービスや機器との連携に期待できます。

 Xperia acro HDも、Video UnlimitedやPlayStation Certifiedに既に対応済みで出荷されるため、最後のソニエリ名義でも、同様なサービスを受けられる可能性があります。

 スマートフォンには電池の問題だけでなく、OSのアップデート問題や既存のサービスへの対応などの問題もユーザーにとっては重要なものです。今回のXperia acro HDはそのあたりもうまく対応してくれる感じがします。

 次回は、INFOBAR C01の紹介をしたいと思います。