カリメロ照明WS(第1弾)

忘れないうちに書いておきたいこと。

先日の土曜日はカリメロの照明WS(Workshop)でした。
日本では体験型講座って意味らしいです。実際、カリメロ新入生のみんなに照明の基本操作を体験してもらいました。

今回はそれの覚書っていう感じで。

狙い
新入生もしくは2年生に、来る7月公演の当て・立て込みの作業に必要な知識をつけてもらう。
あと、3年生以上とのコミュニケーションも色々兼ねて。。

流れ
自分のEvernoteを見返すと、とんでもねースケジュールが書かれていたので記載。

13:00 準備開始

* 灯体 DF 7体・LNF1体・リクリ2体・ピンスポ1体 →DF3体はキャットウォークへ
* キャットウォークよりFQとCSQ1体ずつ
* 2又5本、その他コード数本
* 照明バッグ
* 斎藤記念館の机おろし(いつもの稽古時くらいでok)
* 吊り物・卓の鍵を用意(そーくん)
* 非常灯・ICチェックの遮光
* キャットウォークの開放

14:00 開始・照明説明

* 舞台上で照明比較説明
* その後、舞台上バトンで吊り練習。
* 1年4人・1年3+2年1人でそれぞれに2年生に以上がついて教える。
* 余り時間は休み時間に当てる。

15:00 吊り実習・当て練習

* DFに1年生1人先輩1人がつく。
* 3列目は舞台下シーリング(予定)
* 2列目は舞台上シーリング(予定)
* リクリは2年がいじる。澤ちゃんとたまさんが教えてください。

16:30 色など使ってエチュード

17:00〜18:00 終了・片付け・解散

というわけで、振り返ってみようのターン。

>13:00 準備開始

これはだいたいあってる。思ったより新入生に手伝ってもらえた感じ。
1時間前からスタンバってたタッキーさんは役者の鑑ね。
でも、リクリを1つ置き忘れてくるというミスと、雨を想定して準備をしてなかったから片付けが大変なことになった。

>14:00 開始・照明説明

遅刻者がいて、開始は14:10頃だった記憶。
それでも一番自分の教育経験がないと実感したセクション。

結構ながながと灯体の区別や特徴を喋ってしまった気がする。
WSならやっぱり体験させたいから、早めに吊り練習に移行すべきだったかも。

ただ、自分としては灯体の名前くらいは覚えてほしいなっていう考えがある。
それは僕が最初に照明でつまづいたのが灯体の名前だったから。
「DFとってー」とか「FQを動かして、CSQは片付けて」とか。
違いがわからねー、どれも黒い筐体じゃねぇかぁぁ!!と最初の最初は思ってたので。

まあ、WS内の座学としては食いつきが良かった(といいな(ぇ

>15:00 吊り実習・当て練習

会場をキャットウォークへ移動!

ここでの反省はなんといっても試しでやった当ての雑さ。
自分が久々、WSだから操作する人優先ってのはあったけど、もっと手際よく、もっと綺麗にシーリングは作れたんじゃないかという。

あと、やっぱり今年もいたな。高所恐怖症。
なかなか心配な子が複数いたけど、意外な人が実はそうじゃなかったりで、びっくりした。やってみないと分かんないもんだね。
「高所恐怖症でもできる照明作業!」なんつー文句をWS副題にできるような準備をしておいたほうが良いかも。

あ、あと。
リクリの地明かり兼シーリング作りの楽さに感動した。
何気に僕がチーフだった公演はだいたいリクリは効果目的に使用してたから、この使い方は初めてだった。
はやいなーリクリ。タッキーはあんまり好きじゃなかったみたい。

>16:30 色など使ってエチュード

2年生の成長が見られて嬉しかったなど。
3年4年が空気を読まず(ぉぃ)固まったのでパワーバランスがあれれな感じになっていたけど、去年の彼らだったらできなかった事や新入生を意識してたことがあったみたいで、ちょっぴり感心した。

新入生のエチュードも実は初めて見た。
やっぱり自分たちの新入生の頃を彷彿とさせる。(といっても、自分は7月以来役者やってないんだけど)
それぞれの性格が見えてきて、これからどんなものができるんだろうと、純粋に楽しみ。

>17:00〜18:00 終了・片付け・解散

とかいってるうちに、終わりは18:45くらいだった。
今回の最大の反省はやはりスケジュール組立てをしっかりしろ、と。

雨も降ってたし。部室に機材を運ぶのが大変だった。

最後に、良かったことも

資料は作って成功だったと思う。
「帰ってから勉強!勉強!」ってじっくり見るためでも、その場の解説の補助的な役割でもなく、

「暇なときにパラってみてもらう覚書」
「明日は当て立て込みだー覚えてるかなー、なんて不安になったとき用」
「今日こんだけやったんだぜ、という証拠みたいなもん」

な、ことを想定していて、結構反応が良かったと思われる。
これもやっぱり自分が昨年までのWSを受けた感想を反映させてみたことである。
今後もこういう機会があれば準備しておくべきだと思う。

そして、夕飯はバーミヤンへ。
異常な量のクーポンをもらったんで、また誰か行きましょう。。。

制作WSもできるといいな、なんて。
でも、考えている感じだとWSというより講座って感じなのかね。
夏休みをちょっと利用してみようか。今年、脚本講座があれば考え直すけども。

システム工学演習B大宮祭出店、劇団カリメロ2011年新入生歓迎公演『ANDROID』

最近あったことをシバシバと。
(シバシバってなんだ)

システム工学演習B大宮祭出店

5月15日に大学の文化祭・大宮祭がありました。

いつもは演劇部で出店
(といっても、自分はあまり積極的に参加はしない)なのですが、

今回は昨年度後期の「システム工学演習B」という授業の成果報告として、大宮祭に出店しました。

うちの班の出店内容は「クレープ屋」

プロジェクトのテーマは「大宮祭に出店しよう」
(後に「大宮祭に出店し、打ち上げ費用を稼ごう」になった)

本来は最終発表で終わりだったのですが、
4グループある優秀班の1つとして選ばれたようで、
大宮祭に出店する権利をもらいました。
(初期費用は学校がだしてくれて、利益が出たら返還。赤字の場合、返還の必要なし)

そんなわけで、集まってくれた4人の班員と、
お菓子作り好きなカリメロの新入生に手伝ってもらって、
無事大宮祭は幕を閉じ、18,000円程度の利益を出すことができました。

当日、なんだか人気のある声優が来たり、
風が強くて鉄板に火が当たらず、鉄板が全然温まらなかったり、と。
かなり色々なリスクがありました。

自分たちも相当苦労しましたが、
来ていただいたお客さんもお待たせしてしまって申し訳ないことをしました。

今回の出店は、レポートとして提出し、
今年度後期のシステム工学演習Bで見本として活用されるそうなので、
是非後輩たちの役に立てて、より良い屋台を出店してくれれば、と思います。

劇団カリメロ『ANDROID』

そんなわけで、5月公演。
新入生歓迎公演「ANDROID」!
今期、越えるべき最後の山。

このブログでもカリメロの方でも言っていたとおり、
東日本大地震のおかげで、

稽古場所が、
本番の場所が、
そもそも本番の日程は?!

という、例年に見られない公演そのものへの脅威が目立った毎日でした。

もちろん迷惑はかけたところもあったし、かけられたところもあり。

相談しまくったところもあり、任せきったところもあり。

注意しまくったことろもあり、見て見ぬ振りをしたところもあり。

だけど、それぞれに理由があり、それは言い訳にすぎないけども。
役者・スタッフが一丸となって、脅威に立ち向かって、
折れそうになりながらも、本番を迎えられ、終演した。

この3ヶ月間は吹奏楽部幹部時代の定期演奏会に匹敵する程の感覚的密度であり、
ICTスクールとも勝とも劣らない自分の経験になった。

誰がやってもそうだろうし、そうであると信じているけど、
やはり経験した公演1つ1つに意味がある。
僕にとって、この公演では「諦めない」ということの再確認をし、
後輩たちの成長を見た「驚き」を得ることとなった。

3ヶ月、めげつつも最後まで1人も欠けなかった役者達は当たり前だけど、
舞台監督の自分としては、本番が最後まで決まらず、ゴールが見えなくても
ついてきてくれたスタッフたち。

一番成長の見られた、大道具の3人の後輩(と、大学辞めても来てくれるイッシー)

実家の都合もあったのに全力で付き合ってくれた、音響の後輩

被災地から無事帰ってきてくれて初めての役職を体験した、衣装メイクの後輩

途中不安だったけど、だんだん理解し始めてくれた、小道具の後輩

そして

最も思慮深く行動力があり、目標を高く持っていた、照明の後輩

に。賛辞を贈りたい。
また、急な決定にも関わらず観に来てくださった91人のお客様と先輩方にも同様だ。

正直ほっとはしているけれど。
この経験を活かして、これからどんなことも解決していきたい。

僕らの公演。

カリメロの新入生公演。

こいつは新入生勧誘のため4月に行う公演ですが、
この地震の影響で4月に出来るかかなり危ぶまれていますが、
地道に稽古を進めております。

先に「新入生のため」とは書きましたが、
この公演は2月できなかった先輩方やお客様への謝罪、
そして部員のリベンジの意味も込めた大切な公演です。

僕らがまだ幸せなのは、
僕らが4月の下旬に公演を予定してたこと。
場所が埼玉にある学校の設備であること。
そして、部員の命に別状がないこと。

節電とか、
不謹慎だとか、
演劇の関係者の意地だとか、
日本に元気を与えたいとか、

諸々な事情があるけど、それに一番いい折衷案を出すのが自分の役割なので。
公演は止めず、世間を確認しつつ。
最後まで持って行くつもりです。

最後に。
今日、稽古中に出た役者の愛らしいカミカミなセリフのイラストをどーぞ。

[正]電気パルス
[誤]電池パルス

[正]妻にアンドロイドを作ってくれと頼まれ
[誤]ツナにアンドロイドを(以下略

ギャップ・リハビリ・グラグラ

今日で最初の大きな地震から1週間が経過したらしい。

言われてみれば、という感じ。

1週間前を思い出すと、少し身構えてしまう自分に気づく。

地震発生時、僕は家で寝転んでいて、

部活の事とか、次の日の成人式の事とかの作業があったけど、その時は休憩をしていたと思う。

部屋には珍しく弟がいて、ぼーっとテレビ番組を観ていた感じ。

地震が起きたとき、とっさにした行動は、我が家の犬を抱き上げたことだった気がする。

他の多くの方がそうだったように、最初はいつもの感じの小さい揺れで済むのかと思ってた。

思ったより長くなって、気づいたら弟がテレビをつけてチャンネルをNHKにしていた。

ぼーっとしていた感覚から、地震がいつもより長く、大きくなるのを感じていくにつれて、混乱するようになった。

そして、震度5程度を記録した大きな揺れの時。

部屋全体から、マンション全体から、コンクリートが砕けるような音がして、まるでどこかのアトラクションのように大きく横揺れがして、冗談じゃなくそのまま揺れに揺れて僕らが住んでいる部屋ごと地面に落下するかと思った。

でも、結局。
うちの被害はほぼゼロに等しく。
電気と水は一度も止まらず、ガスは次の日までかかったけど、エレベーターは夜のうちに低層階向けが復旧した。

夜が明けるまで、ニュースを見続けて、電話やメールやskypeやTwitterで親や友達と連絡と取り合った。

大きさに関係なく、余震が来ると、今でも1週間前の感覚が蘇る。
鮮明に覚えているわけではいけど、自然に頭が揺れる。
余震だけじゃくて、強い風で何かが揺れても反応するようになった。

それなのに、うちは電気がついていて、お湯も出て、寝場所があって、近くのスーパーは買い占めが酷いけどやっていて、母校もなんだかんだと酷いけど無事でいて、電車は動く、停電も来ない、米もある。

東京は被災したわけではない。
混乱しただけで、津波が来たわけでもなんでもない。
被害者意識は必要ではない、今は普通に過ごすことが大事だという。
買い占めなどの過剰な反応はせずに、できるならば少量でも募金をしたり、
ちょっと気が利く程度の節電をして、普段どおりの生活に戻れるようにリハビリをすれば良い。

それが正しいし、それがそうなんだろうとわかってる。

ただ、このグラツク感覚は現実とあまりにも乖離しすぎている。
笑えないほど心の傷を負っているわけでもなく、演劇部や中高吹奏楽部のッ先輩後輩同級生と話しているとすごくホッとする。

だけど、ちょっと落ち着くとグラツク。
まだ、リハビリが足りない。

普段どおり。
普段より気をつけて、冷静に対処できるように。
今が踏ん張りどころである。

最後に。
この1週間撮った写真を明日一挙公開してみることとする。
地震直後に学校に行った写真もあるけど、それは生徒や保護者の方の不安を煽る結果になりそうなのでやめておく。

稽古記録2010年12月21日

遅れたけど、稽古記録。
22日も稽古があったけど、家庭教師があるので、
実は今年最後の稽古だったり。

今日は稽古開始後初めて、後輩と一緒に練習をした。

いや、いままでも他の後輩と一緒に練習をしていたのだけど、
本番一緒に出る後輩とは初めてだった。

僕も他人のことはいえないが、その子はかなり出席率が悪い。
なんでも、鉄腕アルバイターだそうで。なんでも、勤労学生なんだそうで。

悪いやつではないし、他人のお金の使い方につべこべ言うべきじゃないのだけど、
ある趣味に常に行動ベクトルが向いている。
アルバイトもその趣味の充実のためにあるのは間違いない。
そのエネルギーをもう少しとは言わず、けっこうな量を部活に向けてくれないかなぁと思う。

まあ、はたから見たら僕も本当に人のことは言えないんだろうけど。

スタッフの子にもそんなやつがいる。
その子は11月公演の時にもスタッフの先輩と一悶着起こしたけど、
何気ない一言や、行動から、怒った先輩の気持ちが分かったような気がした。

僕も少し頭に血が上った。
先輩のように直接関係のあることじゃなかったら、
今回は言えなかったけど、また自分の目の前で同じようなことが起きたら
ちゃんと言おう。
陰湿に、自分の中で沸々と思うより、
本人に直接言う方が生産的で確実な方法だしね。

そんな感じで、
2月公演はあまり出てくる回数の多い役でなくてよかったと思う。
全体を見渡して、彼らのためになることをしよう。

カリメロな引継ぎ式

カリメロ後期納会終わりました!

なんだか感慨深いな。
先輩からカリメロの支部長を引き継いだのも、もう去年の話か。

今年はとんでもねーことになってしまった。
支部長とメーリス管理と広報とホームページ管理の
計4役を後輩に引き継ぎました。

引継ぎ式では、
後輩に一口飲んだ酒坏を渡すんですけど、
今回は計4回、そして委員長を引き継いだのでプラス1回ですよっと。
ちなみに、お酒はあんまり強くないです。成人ですけど。

うん。
でも、みんなとりあえず無事帰れたみたいでよかった。
これで幹事職は一旦お休みな雰囲気なので、無事なのはなにより嬉しいです。

幹事役は大変だけど、いつもいつも達成感のある役割です。
まあ、食べ逃してしまったり、先輩と話逃してしまったりすることは多々あるけど、
溜まっていく分、経験した分、分かることや話したくなることがあると信じて、
今後の飲み会には参加したいと思います。

とにかく。
がんばれ1年生、2月公演とこれから。

稽古記録2010年12月17日

17日金曜日の稽古について。

今回の稽古は前日の真夜中に
「明日やるよー」って演出さんからメールが来て実施された。
その前の稽古までは
「火・水・木でやって、金は人数次第です」みたいな感じだった。

で、結果的に、稽古開始、つまり4限から出席したのは、
タッキーと見米だけという結果だったとさ。

まあ、そのことについても今後改善の必要あり。

僕は6限補講終了後から参加。
見米はちょうど帰ってしまったため、代役を立ててもらって演技。

んー、演出さんのイメージと自分のイメージが結構乖離していることが分かった。
教えてもらった言葉やイメージからいろいろ考えて、
次はもっと自然にできるようにしよう。

といっても。
どう転んでも、今回もスリ傷とか痣とかに、ずっと付き纏われるような感じだなー

稽古が始まりはじまりー

さて。
カリメロさんっぽい記事でも書こう。

継続は力なり。
夏休みの時毎日更新するぞ、とか言って出来てない、
去年の7月の時、毎日ストレッチでもするかとか思ってたけどしていない。

これらのことより、
総合的かつ客観的に判断するならば、
僕は飽きっぽい性格な訳で。

でもでも。
今回の2月公演は一応2年生としての参加。
そして、これまでと違うのはなんといっても自分は役者である。

非常にブランクがあるわけで。
いやいや、といっても、7月公演の1回しかやっていないど素人に、
ブランクも何もないわけで。

周りは、役者慣れした同級生に、
11月公演で着実に実力をつけてきた1年生。

八方塞がり、四面楚歌。

こいつぁ、やばぁいことになったぜぃ、と
ガラにもなくテキトーな言葉で誤魔化そうとするとこと、
かなり緊張と不安をかかえている自分がここにはいた!!

とにかく。稽古に出る度に、自分は何かを得ないと、
彼・彼女らには追いつけないし、見れたもんじゃないだろう。

というわけで。
稽古に出るたびに、ちゃんと日記としてここに書いていこうと思う。
(決してブログのネタに困ってて、一番のトピックに飛びついたわけではなく。。。)

そんなわけで、今日やった稽古。

ストレッチと筋トレ。
そして、配役後初の台本読み稽古。

筋トレを久々にやったせいか、体力の減り具合が半端ない。
腹筋と背筋はできるけど、腕立てができないのは相変わらず。

配役がセリフの少ない、そしてまたしても出番が少ない役柄なので、
セリフはすぐに覚えられそう。
来週はじめにはもう頭に完璧に入れておきたいところ。

問題は役のキャラ。
今回は老人役なので、いつもの素の自分戦法は使えないかな。
というか、死にそうな感じとかにしすぎて、演出さんからは失笑されている。。

一度、考えなおしてすっきりさせたほうがいいな。
不自然ではなく自然な演技をしてみよう。

ということを、考えると、
ちょっと半世紀近く自分を老化させないといけないなw

稽古はまだまだ続くよb