Android 4.0の画像編集機能をXperia GXで試す


 前の記事で「Xperia GXの写真が高性能すぎてヤバイ!」と、書きました。写真といえば、撮るだけが楽しみじゃありませんよね。やっぱり、良い写真はSNSで投稿したり、投稿する前に少し編集したり。

 今回は、そんな編集の部分をご紹介。

ふと、Android 4.0の編集機能を思い出す

 このブログの“今日のお気に入り”の記事では「アップする写真は加工してから」というのを心掛けています。Xperia rayまではFxCameraを入れておいてガンガン編集していたわけですが、GXにはまだ入れていませんでした。

 そこで、ふとAndroid 4.0からは標準で画像編集機能があるのを思い出しました。ものは試しと、特別なアプリを入れないで、どに程度の編集ができるか試そうと思ったわけです。

意外に凄かった

 とりあえず、調整項目を列挙してみたので読んでみて欲しい。

 ■明るさ調整

  • フィルライト
  • ハイライト
  • 自動露出補正

 ■特殊フィルター

  • クロス現像
  • ポスタリゼーション
  • ロモ調
  • ドキュメンタリー
  • ビネット
  • フィルムグレイン
  • 魚眼レンズ

 ■色彩調整

  • 暖かみ
  • 彩度
  • モノクロ
  • セピア
  • ネガ
  • 色合い
  • ネガ刷り
  • 落書き

 ■その他

  • トリミング
  • 赤目
  • 美顔
  • 日焼け顔
  • 傾き
  • 回転
  • 反転
  • シャープ
  •  ともかくスゴい種類の編集が可能だ。もちろん画像編集を専門としたアプリや、人気のInstagramなどには敵わないと思うが、手軽に編集する分には十分すぎる。

     特に、『美顔』とか『日焼け顔』なんて効果は日本っぽくてビックリしました。Android 4.0はAndroid女子部とかを賑わすアプリになるのかー、なんて。

     呼び出し方法もカンタンで、編集したい画像を表示させて、メニューから呼び出すだけだ。開発メーカーが何らかの理由もしくは独自実装していない限り、この機能は有効なはずなので、Xperia GXなど2012年夏スマホを買ってホクホクしているユーザーはぜひ試してみてください!

     自分はとにかく“今日のお気に入り”記事の方は当分この機能で編集していきます。適用効果も明記するので、ぜひご確認を。

    ●関連商品

iOS版『Gmail』が更新 通知バー対応など


公式Gmailクライアント
Gmail
iOS/Android
●無料


 日本時間26日(火)に、iOS版Gmailが更新されました。更新内容は以下の通り。

  • 通知センターのサポート。バナー、アラート、ロック中の画面の通知オプション。
  • 独自の[From]アドレスの設定。Gmailで設定した場合、別のアドレスからの送信がサポートされます。
  • ログイン状態の維持。セッションがタイムアウトになりません。必要に応じて[ログアウト]ボタンを使用してログアウトしてください。

 やっと欲しかった機能が追加されました。個人的に一番大きかったのはこれ。『通知センターのサポート』ですね。今までは、音とバッチだけの通知でしたが、やっと通知センターにタイトルや本文の抜粋が表示されるようになりました。また、ロック画面から直接起動できるのも大きいです。

 ハードなGmailユーザーになるとPCメールのメーラーとして使っている方も多いはず。(自分もそうです)。今回の更新で『独自の[From]アドレスの設定』が有効となったため、PC版で設定しておけばiOS版でも独自メールでの送信が可能となります。

 Androidなら割と最初から当たり前の機能ではありますが、iOS版でも段々とフル機能が使えるようになるのは嬉しいことです。ホントは動作速度がもっと上がってくれるといいんですが、それは僕がiPod touchでテストしている限りかなわないんですかね。。iPhone 5が待ち遠しいです。

●関連リンク
Gmail公式ブログ該当記事(英語)

●『Gmail』をダウンロード

Gmail: Google のメール – Google, Inc.

●『Gmail』関連商品

「震災復興支援サービス大賞」表彰式を見て


 3月9日、Fans:Fansのイベントとして、震災復興支援サービス大賞の表彰式に参加しました。前回の予告記事でも書きましたが、自分も東京にいた人並みに震災の影響を受けていました。けれど、今回の表彰式では、そんなどちらかというと軽い気持ちで観にいったにも関わらず、Webという「身近」なものから「遠い」被災地にダイレクトに関係するようなサービスをたくさん知ることが出来ました。

 「震災復興支援サービス大賞」表彰式では以下のWebサービスが表彰されました。

最優秀賞:
Google Person Finder(消息情報):2011日本地震
(現在は非稼働、災害時のみ稼働)

優秀賞:

  • 助けあいジャパン
  • 英国大使館
  • ボランティアプラットフォーム
  • Yahoo!復興支援
  • がんばろう、にっぽん-PLAY&SMILE FOR JAPAN
  • MIAU賞:
    思い出サルベージアルバム・オンライン

    GLOCOM賞:
    自動車・通行実績情報マップ(Google)

     今回は表彰式の前に、「震災で、ネットでできたことorできなかったこと」「ネットの限界を感じたか」「ネットならではの可能性は?」「(今後の災害に備えて)どのような活動をすべき?」といったテーマでパネルディスカッションが行われました。そこで出たことを簡単に列挙して、その後に自分のコメントを書いていきたいと思います。

    「震災で、ネットでできたことorできなかったこと」

    • 指示を出すべき市役所が現状把握できていなかった。現場に行くしかなかった
    • ニュースサイトがダウン。原因はサーバーではなく上位レイヤー
    • 自前で配信できなかった為、SNSや他社での配信を迅速に行えた
    • Smart Gridなど、電力問題に取り組んだ。
    • インターネットの「情報」の扱い方について再認識した

     やはり、非常時において、普段の生活でネットに依存していると引き起こる問題というのが取り沙汰されました。その反面、非常時だからこそ出来たこと、学べたことなども多く挙げられました。


     また、ここでキーワードとしてはじめて「マッシュアップ(Mashup)」と出てきて、これはWebプログラミング用語で2つ以上の異なるAPIを組み合わせて1つのサービスを形成することで、今回GLOCOM賞にも輝いたGoogle>自動車・通行実績情報マップが例にあがりました。要は、自動車・通行実績情報マップのように、地図上で通行実績を可視化することで、より効率的に被災地に物資を運べた様に、「情報を組み合わせられる状態にしておく」というのがネットならでは、ということでした。

    「ネットの限界を感じたか」

    • 何が正しいかが分かりにくい。ネットスキルの高さで格差が生じる。
    • 正しい情報でも、「古く」なることで「間違い」になることもある
    • 学校などまだ「通話」に依存している団体がまだまだ多い
    • 通信網などの物理レイヤーが寸断されると一気に使い物にならなくなる
    • 現地に行った人と行っていない人で温度差が生じる
    • 情報発信リテラシーの差で、ボランティアに偏りが生じた

     この話題で、自分が最も身近に感じていたのは『正しい情報でも、「古く」なることで「間違い」になることもある』ということだった。

     読者の皆様には使っている方が多いと思いますが、それが顕著だったのはやはりTwitterだったのではないかと思われます。例えば誰かがつぶやいた「●●という避難所にはまだ空きがあります!」というツイートを見てその避難所に向かっても、着いたら既に一杯になっていた等。公式RTならば、投稿された日時が正確で、見たときの時間差を確認することが出来ますが、非公式RT(一般に「RT:@●● 〜」のような)だとその非公式RTが投稿された日時だったりと、そもそも日時なんて確認している余裕がないというのに、みたいな話は聞いたことがあるのではないでしょうか。この場合、公式RTならば、避難所が一杯になった時点で元のツイートを削除して、拡散されたツイートを消すことは可能です。しかたないことではありますが、ネットの弱点というより、ネットに対する1人1人のリテラシーの差が、このような事象を引き起こしているような気がします。

     また、『情報発信リテラシーの差で、ボランティアに偏りが生じた』というのも同じです。どんなにTwitterが普及しようと使えない人は多く、逆に「Twitterを使える人だけが自分の身近な琴に関する情報を発信してしまい、そこに物資や人材が集中する」といったことも起きたようです。


     そんな「情報格差」を是正するようなサービスもこの震災で登場しました。それが大賞を受賞した「助けあいジャパン」や「ボランティアプラットフォーム」の様なサービスです。特に「ボランティアプラットフォーム」は被災者だけでなく、支援者に向けたサービスで、被災地に必要な人材や物資をマッチングしてくれます。いくら自分が支援したくても、どこに何が必要かが分からなければ動きようがありません。そんな現実を反映させたとても有効な仕組みだと思いました。

    「ネットならではの可能性は?」

    • マスメディアではなくソーシャルメディアの仕事が増えた。各々が情報を発信できる形は新しい
    • 逆に、新聞などのマスメディアではないとできないことも見えてきた
    • クラウドにしていれば、書類データなどの被害は少なかったのかも
    • (限界でも、可能性でもあるが)海外とつながり、より現実な情報を流すことが出来る
    • それぞれの技術のプロをSNSで見つけることが出来た


     今回の大賞の中で異色を放っているのが、優秀賞に選ばれた「英国大使館」である。「大使館が何故、震災復興支援サービス賞を?」という当然の疑問にぶち当たるわけで、受賞理由を見てみると「早期の公式見解を開示」「FacebookやTwitterで日本在住イギリス人に情報を発信」という功績が挙げられていた。

     確かに、日本に住んでいるのはもはや当たり前のことだが、日本人だけではない。異国で災害に遭遇したらどんな人でも心穏やかにはいられないだろう。それに加えて、本土にいる人にとっても現地の「同族目線」の情報は知りたいもので、日本政府の情報だけに偏らず、自国の(厳密に言うと現地の)公式見解を聞くことは十分な判断材料になると思う。このことが、震災後の外国人旅行客などに大きく影響したのは想像に難しくないことだと思う。

    「(今後の災害に備えて)どのような活動をすべき?」

    • アクションを何かして、誰かとつながっている状態を常日頃から作っておく
    • 10年で、5年で、1年で、できることを小刻みに設定し実行すること
    • 3日間分の水を確保すること
    • ラジオの大量配布に備える
    • メディアの枠を超えて情報を発信/受信できるようにしておくこと
    • 過去の記録をいかに活用するか。「元に戻したい」という気持ちを失わない
    • データをマッシュアップ可能な状態にしておくこと。外からの支援を受けやすくすること

     既に、震災から1年以上が経過するが、皆さんは何か特別なことをしただろうか?思い返せば、自分は自分に精一杯で募金程度のことしかしていない。


     今回の「震災復興支援サービス大賞」はGoogleやYahoo!など、いわゆる「大手」だからこそできたことと同時に、個人もしくはその道のプロが集まったことで出来たことも表彰された。そのもっともな例が「思い出サルベージアルバム・オンライン」だと思う。津波で流された写真を回収し、デジタル化して修復し、復元。必要なスキルはPhotoshopなどを利用した高度なものだが、やっていることは地道なことだと代表の方は言っていました。「泥臭いIT」という自虐的にもとれる、けれど現実に即していてかつ温かいそんなサービス。インターネット、パーソナルコンピュータがあるこの時代だからこそできることの代表例でもあるように思えました。


     さて、会場では大賞のサービスの他に、「skill stock」というサービスが紹介されていました。これは自分の出来ること(スキル)を登録し、そのスキルを必要としている・興味を持ってくれた人とつながるサービスです。

     無駄だと思わず、まずは小さなことからやっていき、自分が被災者としても、支援者としても、自立できるスキルを手にしていきたいと思います。

    予告:「震災復興支援サービス大賞」表彰式に行ってきます。


     2012年3月8日、Fans:Fansから申し込んで、「震災復興支援サービス大賞表彰式」に参加してきます。

     大賞の概要を見てみますと、

    東日本大震災以降、被災地を支援する様々なサイトやアプリなどが登場しました。
    当「震災復興サービス大賞」では、「復旧・復興支援サイト/アプリ等調査事業」の成果を活用し、特に活躍したサービスを表彰し、今後のサービス開発の促進を目指しています。

     と、あります。
     
     多くの人がそうであるように、自分も震災当初は東京にいたものの、色々なハプニングに出くわしました。生活面では水道やエレベーターが停まり、他の活動面では。演劇部の公演や同窓会の成人式が延期になったり。

     幸いなことに、身内には直接的な被災者がいませんでした。けれど、色々なところで報道されているように、都心では震度7程度の直下型地震が来るかも知れないと言われていますし、東日本大震災から約1年というこの節目に、改めて震災に関することと役に立つことを復習してきたいと思います。

    Android MarketからGoogle Playへ


     朝起きたら、Android MarketがGoogle playという名称に変わっていました。

     自分は、「https://market.android.com/」をブックマークしてアクセスしていたのですが、現在ここにアクセスすると「https://play.google.com/store」というURLに自動で飛ばされます。例えば今までのWeb版Android Marketへのリンクも同様です。

    (例:
     みんなで異議ありURL
    「https://market.android.com/details?id=jp.co.capcom.android.gsigiarijp」

    「https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.capcom.android.gsigiarijp」
     )

     なお、今回の更新についてはTech Crunch Japanに細かく載っていたので抜粋すると。

    • 機能は従来通り
    • 日本ではAndroidアプリおよび映画の販売
    • 同名のAndroidアプリも本日より順次OTA(On The Air)で更新開始

    Google、Androidマーケットをリニューアル、すべてのデジタルコンテンツをGoogle Playに統合

     確かに、映画が買えるようになったのにいつまでも「Android Market」は変だなぁとは思っていました。けれど、Market=市場ですので、「ものを買う場所」というイメージがなくなってしまい、若干分かりづらい気もします。(まぁ、Androidで有料コンテンツを買ったことはないのですが。。。)まあ、確認したら売る場所的には「Google Play Store」とからしいので、あとは慣れるだけですかね。

     また余談ですが、日本ではサービス提供をしていない「Google Music」は「Google Play Music」に、なるなど「アプリ」「映画」「音楽」「電子書籍」のコンテンツを総括して「Google Play」のブランド名を冠するようです。

     Androidって言葉を外すことによって、各種デバイス、例えばインターネットのつながったテレビとかで「Google Play対応」とか出てくるんですかね。(まさにGoogle TVじゃん)

    追記:平成24年3月7日(水)午前11時26分

    TopページのLearn Moreから概要サイトに飛べて、ムービーが見られたのでこちらにも掲載しておきます。

    Google+が誰でも参加可能に

    Facebookの対抗馬?!と、
    限定公開中にも関わらず話題に上がりまくっていた『Google+

    ついに限定公開から一般公開へ

    Googleアカウントがあれば誰でも利用できるようになりました。

    Google+ってなにさ!
    って方は是非、公式の紹介ページや各種ニュースをご覧下さい。

    Google+ プロジェクト
    http://www.google.com/intl/ja_ALL/+/learnmore/

    Google+とAndroidを組み合わせれば、
    写真の自動アップロードなどの便利な機能がたくさん追加されるのでオススメです。

    そのあたりの詳しいことは、コチラの記事を御覧ください!

    8/25 GoogleのクラウドサービスとiCloud
    https://blog.youkoba.page/weblog/blog/archives/767

    Google+に参加したら是非、あなたのサークルに加えてくださいね!
    お待ちしてます!

    8/25 GoogleのクラウドサービスとiCloud

    iCloudが秋頃にやってきますが、
    Androidは既にクラウド環境が整いつつあります。

    まあ、多種多様なサービスがあると思いますので、
    ちゃんと公開予定のiCloudとGoogle謹製のサービスを
    各コンテンツ毎に比較してみましょう。

    (実際自分は、iCloudのkeynoteを観ているときにAndroidなら出来るじゃんとか思っていたのを思い出しました)

    写真・動画

    iCloudではフォトストリームという機能が搭載されています。
    登録してあるiPhoneやiPad、iPod touch、そしてMacに
    撮影された写真が自動的にアップされます。

    Googleのサービスで写真というと、Picasaがあげられます。
    初期の頃からAndroidでは手動で写真をクラウド上にアップできました。

    これを聞くと、あれ?Androidもめんどくさいじゃないかと、
    思われがちですし、自分も思っていましたが、
    Google+の登場で劇的に変化しました。

    Google+の招待を受け、
    自分のver2.1以上のAndroid端末にインストールし、
    インスタントアップロードを有効にすると、
    自動的に撮影した写真がPicasa上にアップされます。
    (ちゃんと非公開としてPicasaに保存されます)

    Google+ -Android Market
    https://market.android.com/details?id=com.google.android.apps.plus

    では、
    iCloudのフォトストリームと
    Google+のインスタントアップロードを比較すると、まず容量が気になります。

    どちらも実質容量無制限。
    実質と言うことは細かい違いがあるわけで。
    Appleのホームページを見ると共有されるのは過去1000枚分に対して、
    Picasaは無制限に保存可能です。ただし、2,048px×2,048px以上は自動縮小。

    あとは使い勝手ですね。

    PicasaはGoogle+を代表とし、
    細かな公開範囲設定が出来て、
    「共有」機能に優れているように思えます。

    iCloudはそのあたりどうなのでしょう。
    iOSやMac OS Xとネイティブな連携をしてくれそうな部分に期待です。

    音楽

    なんとこちらの比較は
    挑戦的にもAppleのホームページに表が載っています。

    Apple iTunes in the Cloud
    http://www.apple.com/jp/icloud/features/

    Appleさん曰く、
    iTunes in the Cloudは
    ただクラウドに音楽データをアップするだけでなく、
    そもそもiCloud全体に同じ音楽データはアップされていなければ、
    というチェックが入るようです。これがiTunes Match。
    また、2万曲まで24.99ドルで利用できるそうです。

    Googleの音楽共有サービスの「Music Beta」は、
    Amazonなどと同じいわゆるロッカー式、
    つまり、iTunes Matchのようなチェックは入りません。
    そのため、膨大な量の音楽ファイルがあるとアップするのに時間がかかります。
    値段は今のところ、ベータ版の間は(while in Beta)2万曲まで無料。

    これらの機能はかなり便利です。
    現在のところiPhoneだろうとAndroidだろうと
    音楽ファイルを入れようとすると、
    どうしてもコードでパソコンと繋げる必要が出てきます。
    (DropboxとかDoubleTwistとか手はありますが。。。)

    iTunes MatchもMusic Betaも、
    米国から順次公開となっていますが、
    日本で公開されることはほとんど絶望的だと言われています。

    電子書籍で色々と言われているのをニュースでよくききますが、
    音楽もまた日本の著作権絡みの部分は複雑なようですね。

    書類

    iCloudの書類共有はiWorkに内蔵される感じですね。
    容量は写真や音楽や書籍、Appは
    カウントされない5GBの領域に保存されますね。

    編集性能に関しては
    既に公開されているiWorkのアプリで利便性が証明されていますね。
    各サードパーティー製のAppもAPIを利用して
    iCloudのストレージにアクセスできるようになりそうですね。

    Googleの書類共有は若干弱めです。
    Googleドキュメントがあげられますが、保存容量は1GBです。
    ただし、Googleドキュメント形式のものはこの1GBには含まれません。

    編集性能は、
    今のところ基本Webベースなため、
    とてもシンプルなことしかできません。
    それにまだまだAndroidアプリの編集もWebに性能が準拠されているし、
    UIもWeb版とほぼ同等なので使いづらいです。

    こちらもPicasaと同じように共有性能は良いんですけどね。

    App、本

    こちらもiCloudの容量にはカウントされないらしいですね。

    AppではAndroid Market Web版のように、
    OTA(On The Air)でダウンロード&インストールされます。

    iBooksと比較するモノがGoogleサービスにはあまりない気がします。
    Google Booksが該当するのかもしれませんが、
    音楽の項目で述べたとおりこちらも著作権関係が面倒なので、
    日本ではほとんど利用できません。
    同じようにiBooksの商品ラインナップも洋書しかありません。

    連絡先、カレンダー、メール

    Appleについて
    このあたりはiCloudの前身であるMobileMeで
    利用されている方が多いと思います。

    Googleは
    連絡先とメールはGmail、カレンダーはGoogleカレンダーと、
    こちらはMobileMeの様に、
    Macユーザーに限らずたくさん使っている方が多いと思います。

    どちらも基本的な特徴は、端末を選ばず、
    送受信されたメールを閲覧・編集できる、
    連絡先を利用できる、予定を管理出来る、といったもの。

    Appleの方はやはり自社製品との結びつきが非常に強いため、
    MacでもiPhoneでもかなり快適に利用できるでしょうね。

    Googleの方は、Googleらしい検索機能、
    プラットホームを選ばない環境が特徴的です。
    まあ、Androidなら特に使い勝手がいいのは事実ですが。

    最後に

    やっぱり多少違いがあるものの、
    その機能の基本的な部分は既にGoogleは提供しているように見えます。

    ただ、iCloudはきっといつものような、
    Appleらしいサービスになると思われます。
    iPhoneの様に初心者にも優しいユーザー体験を提供してくれそうですね。

    僕は初代iPadとMacしか持っていませんが、
    非常に楽しみです。

    8/17 Google Chrome ver14 betaとLion

    普段OSはMac OS X Lionを利用していて、
    ブラウザは同期機能がめちゃくちゃ便利なので
    Google Chromeを使っています。

    最初、Mac OS XをSnow LeopardからLionに変えたとき、
    Google Chromeがネイティブなフルスクリーン表示に対応していない、
    などの不満な点がありました。

    そのため、一時期本気でSafariへの移行を考えましたが、
    ver14 betaで色々解消されていたので、その紹介をしたいと思います。

    また、これは個人的に着目したことなので、
    新しくなった点はまだまだたくさんあると思いますが、
    気になる方は是非他の情報を参考にしてみてください。

    Google Chrome beta ダウンロード
    http://www.google.com/intl/ja/landing/chrome/beta/

    なお、beta版なので安定性が保証できませんので、自己責任でご利用ください。

    フルスクリーンに対応

    冒頭にも書きましたが、
    Lionの目玉機能の一つ、画面いっぱいに広がるフルスクリーン表示に対応。

    他のフルスクリーン対応アプリ同様に、
    右上に表示されボタンを押せばフルスクリーンになります。


    (上:Google Chrome 下:Safari)

    ここでSafariのフルスクリーンモードと比べてみます。

    Safariは画面上部に戻る進むボタンとアドレスバー、検索バーがあり、
    タブが複数になると、この下にタブを表示させます。

    Chromeはタブが1つでもタブを最上部に表示し、
    標準モードをそのままフルスクリーンにしたといった感じです。

    また、フルスクリーンのChromeには、
    右上に見慣れないボタンがあるのに気づいたでしょうか?

    これをクリックすると、
    タブだけでなく、アドレスバーと検索バーを兼ねているOmniBox、ブックマークバーさえも消し去り、完全なフルスクリーンモードに移行します。

    本当にWebページしか見せないので、なんのブラウザ使っているのだか分からなくなります。

    SafariやFirefox、Opera、そしてInternet ExplorerなどたくさんのブラウザがHTML5への対応など懸命に開発が進められていますが、付属機能や拡張性、そしてデザインなどで「そのブラウザ自身の特徴」を主張しているのに対して、この機能はすごく面白いと思います。

    ブラウザは単なる道具やきっかけに過ぎず、ユーザーにとってWebページそのものが主役だということを思い出させてくれるようです。

    2. スクロールバーの消失

    最新版Safariがそうであるように、Google Chromeもスクロールバーの領域がなくなっています。
    iPadのように、スクロールしたときのみ表示される仕組みです。
    スクロールが止まれば、ゆっくりとフェードアウトして消えていきます。

    これは、Webデザイナーにとって大変重要なことのような気がします。

    デザインによってはブラウザのウィンドウサイズを気にするものもありますが、
    そのとき、OS毎によって異なったスクロールバー領域が、
    今回の仕様変更でゼロになるわけですから、
    今後設計をするときにMacのChromeやSafariをターゲットとするときは、今までと違ったアプローチをとることになると思います。

    どちらにせよ、ユーザーにとっては「よりWebページの内容に集中できる」ということなのかもしれません。

    さて、ver14からはコンパイル済みのネィティブコードを実行できるNative Client機能が実装されていたり、もっと紹介しておくことがあるだろう!という感じはしますが、(Macで)通常利用していて気になったことは個人的にこのくらいだと思うので、今日はここまでにします。

    16日に早くもFirefoxの最新版が公開されているみたいに、ブラウザの進歩は最近一気にスピードを増したので、みなさんも是非便利にブラウザを使いこなし、自分にとって快適なウェブライフをお送りください。